[添付2.用語解説]

(1)CASレイテンシ (CAS Latency)
データ出力までのサイクル数をCASレイテンシと呼びます。リードコマンドから出力まで、またはコマンドからコマンド間の時間をレイテンシと呼びます。メモリはこれらの時間が短く、リードコマンドを入力してから、データが素早く出力されることが望まれます。

(2)アクセス時間,ホールド時間
クロックエッジから確定データが出力されるまでの時間をアクセス時間、クロックエッジから確定データが保持されている時間をホールド時間と言います。アクセス時間(tAC3)から前データのホールド時間(tOH) を差し引いた時間は不確定データが出力されている時間で、この時間が少ないほど、確定データ(有効データ)が出力されている時間が長くシステム設計に有利となります。

(3)パリティ付き、ECC (Error Checking and Correcting の略)
ビットを追加することで、データ不良を検出し、または、訂正する機能を言います。
モジュールの場合、バイト(8ビット)単位の付加ビットを付けて、72ビット出力とした製品をECC付き、またはパリティ付きモジュールと呼びます。

(4)PC133、仕様準拠
133MHz動作品の仕様で、主要ユーザー、ベンダーを中心に議論された仕様。この仕様案はJEDECにも提案されて、標準仕様として議論されている。Intelが提案して世界標準になっている100MHz動作仕様、PC100に対して、PC133と呼ばれています。

(5)レジスタード・ディム(Registered DIMM)
モジュール基板上にアドレス信号を増幅するバッファを搭載したDIMM。メモリ数が増加しても基盤に必要な駆動能力の増加が少ないので、多くのDIMMを搭載する大容量メモリシステムに最適です。

(6)SO-DIMM(Small Outline DIMM)
小型機器に合わせたサイズが小さいDIMM。単体の登載個数、メモリ容量も半分になります。ノートブック型の増設メモリに最適なDIMMです。