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1999-0073
平成11年4月14日
富士通株式会社

3次元リアルタイムチャット・情報提供システム
「3D-Communicator(コミュニケイター)」新発売

〜 VRML97(*1)に対応! インターネットを利用し、動きのある3次元空間を実現 〜

アバター

当社はこのほど、インターネット上で3次元リアルタイムチャットや情報提供を行うためのクライアント・サーバシステム「3D-Communicator」を開発し、マルチメディアの情報サービスを構築する企業や官公庁向けに4月14日から販売を開始いたします。

現在、インターネット上では、一方的な情報提供だけでなく、双方向性を重視したサービスが増え、チャット等のネットワークを使ったコミュニティも活発化しています。
当社は、以前からネットワーク上のコミュニティに注目し、3次元コミュニティサービス「CyberCity96」(「インターネット1996ワールドエキスポジション96」に出展)や、VRMLを使った有償の3次元チャットサービス「Habitat3D」を提供してまいりました。

これらの実績をもとに、今回、インターネット上に3次元の仮想都市や仮想空間などを柔軟に構築するシステムとして、「3D-Communicator」を開発しました。
参加者やユーザはパソコンを用い、自分の代理人であるアバターをこの仮想空間の中で自由に歩き回らせ、他の参加者や案内人と文字で会話したり、お店に入り商品を見たりすることができます。これにより、仮想空間による施設案内や地域情報提供等のサービスが容易に構築できます。

特に、3次元空間もアバターも、インターネット上で3次元データを扱うための最新の記述言語であるVRML97に対応しています。このため、物の動きなど現実感溢れる表現が可能となり、例えば、色々な角度から目的物を見ることが要求される作業マニュアルや遠隔教育の提供、商品を手にとるような感覚で紹介できる情報サービスシステムの構築などを、極めて効果的に実現いたします。

【税別価格】2,500,000円/1サーバ
【出荷開始】 平成11年4月15日(WindowsNT用)
平成11年6月末(Solaris用)
【販売目標】今後3年間で、約50本

【「3D-Communicator」の主な特長】

  1. リアルタイムコミュニケーション
    複数の端末で仮想空間を共有できます。ある端末で起こった仮想空間のイベント(動きなど)は他の端末でも見ることができ、現実世界で人間相手に会話するのと同じ感覚で、他の複数のアバターと文字を使って対話できます。

  2. オープンアーキテクチャ
    空間とアバターの記述については、インターネットでの事実上の3次元表記言語であるVRML97に準拠しました。

  3. ブラウザへのプラグイン
    クライアントは、Internet Explorer4.0以上へのプラグインとなっておりますので、Webデータとの組み合わせができ、フレキシブルに情報を提供することが可能です。

  4. 柔軟なサポート体制
    本製品のサポートとして、導入支援・教育・カスタマイズなどのサービスも行います。価格は、個別見積です。

【動作環境】

<ハードウェア環境>

サーバ
Windows NT版
Pentiumまたはそれ以降のCPUを搭載したPC/AT互換機。
166MHz以上を推奨。
必要メモリ 64MB以上。ハードディスク空き容量 100MB以上
コンテンツに依存)
Solaris版
S-4シリーズ, S-7シリーズ。
必要メモリ 64MB以上。ハードディスク空き容量 100MB以上
(コンテンツに依存)
クライアント Pentiumまたはそれ以降のCPUを搭載したPC/AT互換機。
120MHz以上を推奨。
必要メモリ 32MB以上。ハードディスク空き容量 20MB以上
(コンテンツに依存)

<ソフトウェア環境>

サーバ Windows NT版はWindows NT(R)4.0以上。
Solaris版はSolaris2.4以上
クライアント Windows95もしくはWindows98、およびMicrosoft Internet Explorer4.0

以 上


【用語説明】

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。