[ PRESS RELEASE ] |
![]() 1998-0185 平成10年9月3日 富士通株式会社 |
当社は、外国為替法の改正に伴う外貨の取り引き、キャッシュカードでの支払い、店舗内ATMの設置など小売業における「流通ビッグバン」に向け、お客様の経営戦略をサポートするハードウェア、ソフトウェア、サービス製品を組み合わせた各種ソリューションを「@RETAILVISION」として、世界に先駆け体系化し、9月3日より提供開始いたします。
従来の小売業システムは、店舗における販売管理を行う「POSシステム」、企業の経営、運営を担う本部のマーチャンダイジングを支援する「運営システム」など、個々に業務システムを構築していたため、各システムのインタフェースをとりながらのシステム構築には、非常に期間を要していました。
今回、提供を開始する「@RETAILVISION」は、小売業において実績あるトップベンダーとして、ならびにトータルシステムサプライヤとして、5つの業務ソリューションを体系化し、店舗システムから、本部システムまで一貫したシステムの導入を短期間、かつ低価格で実現いたします。
さらに、「@RETAILVISION」において中核となるマーチャンダイジングシステムである「GlobalSTORE」(平成9年2月発表)を実現する3つのキーコンポーネントとして、店舗のPOSシステム「GlobalSTORE-POS」(既製品)、および店舗のバックオフィス業務システムである「GlobalSTORE-BO」と、本部側基幹システムである「GlobalSTORE-MD」の2つの新製品を提供いたします。
これらは、『オープン&スタンダード、開発のスピードアップ、新しいネットワークの利用、企業のグローバル化への対応』のシステムコンセプトに沿った製品です。
本ソリューションは、「GlobalSTORE」を中核とし、業務アプリケーションパッケージ、企画フェーズから、開発、運用にいたるまでの新サービス製品、それらの効率を最大限に発揮するPOSターミナルや、ハンディターミナル等のハードウェアを含めた総合的な体系で構成しています。
本サービス製品により、お客様自身による各種調整作業や、QA対応といった間接作業を軽減でき、本来の業務に専念していただけます。また、本部システムにおいては、サードパーティアプリケーションの採用も可能にし、お客様のニーズにあった最適ソリューションを提供いたします。
今後は、新物流サービス、新決済サービスなどのコンシューマネットワークビジネスや、サプライマネージメントビジネスへと展開し、体系化していくとともに、各種VISIONシリーズとの連携を強化していきます。また、これまでのPOSビジネスと同様、富士通グループのICLと連携を行い、欧米、アジアでの開発、およびサポートを積極的に推進してまいります。
なお、「@RETAILVISION」全体として2000年度には2,000億円を見込んでおります。
【@RETAILVISIONの5つのソリューションと主な8製品】
【主な製品の特徴】
(1) 販売管理を行うPOSソリューション … GlobalSTORE-POS(POSシステム)
パーソナルショッピングシステム提供済
98年度下期 計画中(2) 店舗内の発注/棚卸を行うBOソリューション … GlobalSTORE-BO(パッケージ) 新製品 (3) マーチャンダイジングをサポートする運営ソリューション … GlobalSTORE-MD(パッケージ) 新製品 (4) 会計管理を行う経営ソリューション … GLOVIA/Financials(パッケージ) 提供済 (5) 顧客情報分析を行うDWHソリューション … Omni Retail(パッケージ)
SORAN(パッケージ)
Precision Retailing(パッケージ)(*1)
提供済
98年末 計画中
99年末 計画中
【サービスソリューション】98年〜99年順次計画中
*1 | ICLと共同開発のグローバル製品 |
*2 | ODBC(Open DataBase Connectivity) マイクロソフト社が定めたDBサーバとクライアント間のインタフェース仕様 |
*3 | ARTS(Association Retail Technology Standard) ARTS評議会で制定した小売業向け標準データモデル |
*4 | OLE(Object Linking and Embedding)POS OLE-POS技術協議会で制定されたPOSの標準仕様 |
※WindowsNTは米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
記載の会社名、製品名はそれぞれの登録商標または商標です。
以 上