[ PRESS RELEASE ] |
![]() 1998-0224 平成10年10月30日 富士通株式会社 |
本日、当社の金融機関向け自動取引装置(以下、ATM)が、平成10年度「グッドデザイン商品」(Gマーク)の医療・福祉部門において、グッドデザイン金賞を受賞いたしました。
昭和32年に通商産業省により創設された「グッド・デザイン選定制度」(Gマーク制度)は、豊かな生活を築きあげるための、独創的で、デザインのすぐれた商品や施設を選定しており、本年度からは財団法人日本産業デザイン振興会に活動を移管されています。
本年度の審査の結果、医療・福祉部門において、当社が開発中の装置が、高齢者や身障者などのご利用を前提としたデザインが評価され、部門で最も優れたグッドデザイン金賞を受賞し、本日受賞式がとり行われました。
金賞の受賞は、ATMでは初めて、当社としては昨年の携帯情報端末INTERTopに続き二回目です。
金融機関で利用されるATMは、信頼性や操作性はもちろんのこと、いろいろな方が利用されることを想定し、インタフェースを改良してきました。
これまでにも、ハンディキャップのある方のご利用を想定したオプション機器を提供してまいりましたが、今回受賞したATMは、音声装置やハンドセットを標準で備えたうえ、車椅子でのご利用にも配慮しています。
音声でのご案内や、とりやすい位置に付いているハンドセットのテンキーでの操作もできます。
機械前面には、三次元のアールデザインが施され、車椅子でご利用になる場合に、より機械に接近できるよう配慮しています。
このようなユニバーサルデザインを標準仕様とした組み込まれた機械が広く浸透す ることにより、あらゆる人の生活環境の向上に役立てられると考えます。
以 上