添付資料

1. オープンシステムディスクアレイ装置「GR700」
   (1) 高性能への取り組み
   • 9GB、10,000回転/分の高速ディスクドライブをサポートするとともに、ディスクドライブインタフェースにUltra Wide SCSIを採用することにより、高速なデータ転送を実現しています。

   • コントローラには、高速なアクセスを実現するキャッシュメモリを最大128MB搭載することが可能です。

   • ホストインタフェースにはUltra Wide SCSIと、さらなる高速データ転送を実現するファイバーチャネルをサポートします。

   (2) 高信頼への取り組み

   • RAIDレベルは0/1/0+1/3/5をサポートしており、装置内で混在することも可能で、業務に合わせた柔軟なRAIDレベルの選択が行えます。

   • RAID 1/0+1/3/5構成時において、ディスクドライブに万一故障が発生した場合でもデータは保護され、業務に影響を与えることはありません。また、故障を起こしたディスクドライブは活性交換ができ、さらにスペアディスクを設定することによって故障したディスクドライブのデータを自動的に復元することができます。

   • コントローラに搭載されているキャッシュメモリ上のライトデータは、標準搭載の内蔵バッテリによって停電などの予期せぬ電源供給停止時においても最大3日間保持されます。

   (3) 柔軟な拡張性

   • 「GR700」は、ユーザのシステム規模や性能要件にあわせて3モデルの中から選択いただけます。(記憶容量はRAID5構成時)
     -タワーモデル:記憶容量は18ギガバイトから72ギガバイトです。
     -キャビネットモデル:記憶容量は27ギガバイトから270ギガバイトです。

     -	ラックマウントモデル:専用ラックには以下の3タイプの装置が搭載できます。 最大容量は1.4テラバイト(F6403A2が2台)です。 F6403A1:記憶容量 27ギガバイトから270ギガバイト F6403A2:記憶容量 36ギガバイトから720ギガバイト F6403A3:記憶容量 72ギガバイトから720ギガバイト 専用ラックにはA1とA2、A1とA3を混在して搭載することも可能です。 タワーモデルとラックマウントモデルはサーバに搭載することができます。

   • 「GR700」は、9GB 7,200回転/分、9GB 10,000回転/分、18GB 7,200回転/分の3種類のディスクドライブがサポートされており、用途に合わせて選択してお使いいただけます。

   • 記憶容量の増設はディスクドライブの追加によって行われ、システムの運用を止めることなく実施できます。

   (4) GUIによる運用管理の簡易化

   • 「GR700」は、標準で添付される管理ソフトウェア「RAID mgr(レイド マネージャー)」によって内部状態表示、性能状態表示、構成定義といった装置管理をGUIを通して行うことができます。

   • 管理ソフトウェア「RAID mgr」は、「GR700」が接続されているサーバ、またはネットワーク上のパソコンに搭載することによって、「GR700」を管理することができます。 さらに統合運用管理ソフトウェア「SystemWalker」との連携により、「GR700」を含めたシステム全体の一元管理を行うこともできます。

   (5) サポートサーバ

   • 「GR700」は、GP7000F/S、Sファミリー、GRANPOWER5000シリーズに接続することができます。

2. ネットワークディスクアレイ装置「NR1000」
   (1) データ共用のための接続性
   • ネットワークコンピューティングの標準的なファイルアクセスプロトコルであるNFS(UNIX)、CIFS(Windows)、HTTP(Web)を同時にサポートすることが可能であり、UNIXとWindowsといった異なるオペレーティングシステムから、同一データへアクセスできます。

   • 10/100BASE-T接続用のカード1枚を標準搭載しています。さらに、オプションのネットワークインタフェースカードとして、Gigabit-Ethernet、FDDI、ATM、10/100BASE-Tを用意しており、多種のネットワークに接続可能です。
     これらのネットワークインタフェースは混在しての構成が可能です。

   (2) 高性能への取り組み

   • 従来のファイルサーバでは、ネットワーク処理とファイルシステム処理がサーバ内で別に処理されており、オーバヘッドの原因になっていました。
     「NR1000」では、このネットワーク処理とファイルシステム処理の最適化を図り、一体化することによって高速化を実現しました。

   • ファイルシステム内の連続領域にデータを追記していくログ構造を採用することにより、ディスクへのアクセス回数を削減し、性能を向上しています。

   • コントローラ内にアクセス性能向上のための専用メモリを最大1ギガバイト、不揮発メモリを最大32メガバイト搭載しています。

   • モデル300は、世界最高速レベルの7800 Ops/Secの性能を持ち、汎用サーバとディスクで構成されたファイルサーバより高速な処理能力を発揮します。

   (3) 高信頼への取り組み

   • RAID方式の採用により、万一のディスク障害が発生した場合にもデータは保護されます。 さらに、スペアディスクを設定することにより、故障したディスクのデータは自動的に復元されます。 これによってシステムダウンすることなく連続運転が可能です。

   • ディスクドライブ、電源、ファンは冗長化されており、運転を停止させることなく交換することができます。

   • コントローラ内の不揮発メモリはバッテリバックアップされており、停電等の電源供給停止時においてもライトデータはバックアップされます。

   • 任意の時刻のデータ状態を瞬時に保存するSnapshot機能によって、 誤ってデータを削除した場合でも保存されているデータを利用することで復旧が容易にできます。

   • 「NR1000」は、バックアップ用の磁気テープ装置を接続するための専用のSCSIインタフェースを装備しており、ネットワークやサーバに負荷をかけることなく、データのバックアップを行うことが可能です。 また、同じネットワーク上のサーバを経由して磁気テープライブラリ装置にバックアップすることも可能です。

   (4) 柔軟な拡張性

   • 処理性能と記憶容量によって3モデルをラインアップ。
     - モデル100:記憶容量17ギガバイトから103ギガバイト、相対性能 1
     - モデル200:記憶容量43ギガバイトから464ギガバイト、相対性能 2
     - モデル300:記憶容量43ギガバイトから464ギガバイト、相対性能 3

   • 記憶容量の増設は、運用を止めずにディスクドライブの追加により可能です。

   (5) 容易な導入・容易な装置管理

   • 「NR1000」の導入作業は、ネットワークの接続、簡単なシステムのインストール、IPアドレス等の設定項目入力の約30分で完了します。 また、装置の導入や容量の増設はネットワーク上の他のサーバやクライアントの業務に影響を与えることなく実施することができます。

   • 「NR1000」の運用中の構成定義や性能チューニング、セキュリティ管理などは、「Netscape Navigator」や「Internet Explorer」といったWebブラウザを使って行うことができます。 また、SystemWalkerによってNR1000の性能情報や構成情報を監視することができます。

   • 「NR1000」において故障が発生した場合、コンソールや管理サーバに表示され、さらに、NR1000からエラー通知がe-mailにてユーザのシステム管理者および富士通の保守部門へ発信されます。

以上