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1998-0009
平成10年1月21日
富士通株式会社

大容量ATM交換機 香港マルチメディアサービスで稼動開始

当社製ATM(非同期転送モード)交換機『FETEX-150 ESP B-160』は、1998年1月より、香港テレコム社(社長:ライナス・チュン氏)の広帯域ネットワークにおいて 商用マルチメディアサービスの基幹装置として、世界で初めて80G(ギガ)ビット/秒*1の稼動を開始いたしました。

今回香港テレコムの広帯域ネットワークには60〜80Gビット/秒の容量が要求されており、VOD(ビデオ・オン・デマンド)、MOD(ミュージック・オン・デマンド)、ホームショッピング等のマルチメディアサービスを提供いたしますが、今後更に新しいサービスメニューを追加する予定です。また、当社のATM交換機『FETEX-150 ESP B-160』は、最大160Gビット/秒の交換容量まで拡張可能で、香港テレコムとしては、将来的な拡張性を見込んだ上で、当社製品を導入したものと思われます。

当社は、1996年に香港テレコム社へATM交換機を納入して以来、既に9システムを受注しております。また、香港テレコム社以外にも、シンガポールテレコム社向けVODトライアル、米国ノースカロライナ州情報ハイウェイ、スペインガリシア州等多数の納入実績を持っています。これらの納入先でも、当社ATM交換機はマルチメディアネットワークの基幹装置として他社装置とも相互接続をしながら稼動しており、VOD、ホームショッピング、遠隔医療、遠隔教育、データサービス等に利用されております。

これからも当社は、業界のリーディングカンパニーとして世界のマルチメディアの発展に積極的に貢献して参ります。

*1: 80G(ギガ)ビット/秒
MPEG2の動画であれば約18,000本、電話回線(64Kbps)であれば約100万回線を同時に伝送できる容量。(1ギガは1メガの千倍)

以上


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