[ PRESS RELEASE ] fujitsu-logo
1997-0229
平成9年10月30日
富士通株式会社

『Netcanvas(ネットキャンバス)』発売

-日本初JavaOS搭載ネットワークターミナル-

当社はこのほど、日本で初めてJavaOSを搭載したディスプレイ一体型ネットワークターミナル『Netcanvas(ネットキャンバス)』を開発し、本日より 販売開始いたします。

当製品は、業務向け専用端末の利便性と Javaのオープン性とを併せ持つ、新しいコンセプトのネットワークターミナルです。イントラネットを利用した 企業情報システムの端末として、流通・製造業のリテール市場を始め、 情報サービス業、金融業等あらゆる業種に展開してまいります。

【商 品 名】Netcanvas J100(ネットキャンバス)
【標準価格】14万8千円
【販売目標】年間3万台
【出荷時期】平成10年2月より

今日、企業情報システムは『クライアント・サーバシステム』から『イントラネット』へとシフトしてきており、それとともに、照会端末・データエントリー端末等、従来のいわゆる専用端末においても、新しいシステムに対応した、新しい機能の提供が求められております。
この要求に対応するため、当社はJavaを採用いたしました。公衆回線経由でサーバと連携し、オーダエントリー・在庫照会・電子カタログの参照等、様々な業務をJavaで実現いたします。また、簡単操作・低価格・省スペースといった専用端末の持つ利便性はそのまま継承しておりますので、パソコンを導入できなかった小規模店舗、取引先等にも展開でき、イントラネットによる企業情報システムの裾野を拡大することができます。

当社は、Javaを中核技術としたネットワークコンピューティング体系の中で本製品を、末端でのJavaコンピューティングを実現する端末として位置づけ、各種ミドルウェア、開発環境等とともに、Javaトータルシステムを展開してまいります。
また、本端末の製品化に対し、米国サン・マイクロシステムズ株式会社のソフトウェア製品事業部門である サン・ソフト社のEmbedded Systems Softwareグループ ゼネラルマネージャー ジム・エイベア氏は、『Javaの業務システムへの適用で、業界リーダーとなっている富士通が、より具体的なソリューションとして、このような端末を製品化したことは、日本におけるJavaの実用化が一気に加速するものと期待しています』と語っています。

【本製品の主な特徴】

*Sun, Sun Microsystems, Java, JavaOS, JavaSoft, HotJavaは 米国およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標です。

【仕様一覧】

●制御部:1chip PC/AT互換CPU
●OS:JavaOS
●表示部: DSTNカラーLCD(7.2型)
VGA(640×480ドット)最大65,536色
●入力部:ペンタッチ入力及びテンキー、カーソルキー入力
●通信部:V.34(33.6Kbps)
●外部インターフェース:
回線
PCカード

シリアルポート
パラレルポート
:
:

:
:
アナログ2線式(モジュラジャック)
JEIDA/PCMCIA準拠TYPE2×1スロット
又はTYPE3スロット
RS-232C D-SUB 9ピン×1
セントロニクス準拠 D-SUB 25ピン×1
●電源:AC100V
●寸法:約210mm(幅)×251mm(奥行)×85mm(高)
●重量:約1.5kg以下

以上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。