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1997-0249
平成9年11月11日
富士通株式会社

-業界初! 一般帳票の認識が可能なクライアント・サーバ型イメージ処理を実現-

イメージ処理パッケージ「AutoENTRY(オートエントリー)」新発売

当社はこのほど、業界で初めて、OCR専用の帳票だけでなく、ワープロや表計算ソフトで作成した一般帳票の認識を実現したクライアント・サーバ型イメージ処理パッケージ「AutoENTRY」を11月20日から販売開始いたします。

本製品は、当社と(株)富士通研究所が共同開発した最新技術「帳票レイアウト認識技術(特許申請中)」を採用し、一般帳票の認識を実現しました。従来、コスト面などさまざまな問題からOCR帳票化できなかった業務に適用し、サイズや、レイアウトの異なる複数種の帳票を自動判別して文字認識を行うことができます。

また、金融機関向けに実績があるイメージOCRシステムで培ったノウハウをもとに、単に帳票を読み取るだけでなく、業務全体の処理フローを意識した構造となっているため、従来大幅な工数をかけていたOCRシステムを簡易に構築することができます。

【AutoENTRY の特長】

1) 優れた認識技術を採用しています。
- 高度な「帳票レイアウト認識技術」の採用により、OCR 帳票だけでなく、一般帳票の認識を実現。
- 英数字はもちろん、手書き漢字や活字漢字の認識を実現。
- 従来の技術で認識不能であった罫線接触文字を罫線から分離して認識。
2) サイズやレイアウトが異なる複数種の帳票を高精度に自動判別します。
帳票の仕分けを事前に行う必要がありません。
3) クライアント・サーバシステムでの運用に必要とされるアプリケーション機能を標準装備し、システム開発工数を大幅に削減します。
4) 画面や帳票の定義を簡単に行える「デザインツール」は、パッケージの動作仕様も定義することができ、エンドユーザでユーザ要件に応じたカスタマイズが可能です。
5) 氏名情報、住所情報、金融機関名情報といった知識データベースから類推処理することにより、認識不能文字や誤認識文字を自動的に補正、認識精度をアップさせます。
6) パソコンでのシステム構築が可能なため、安価なクライアント・サーバシステムの構築が可能です。
【販売価格】
1) パッケージ価格
・サーバパッケージ120万円(税別)
・クライアントパッケージ40万円(税別)
・定義システムパッケージ200万円(税別)
2) システム価格例
サーバ1台、クライアント2台のハード/ソフト一式で約970万円から
【出荷開始時期】
平成10年5月末から
【販売目標】
今後3年間で5,000本の販売を見込んでいます。(パッケージ製品合計)

以 上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。