1997年3月3日
(株)富士通大分ソフトウェアラボラトリ
(株)富士通大分ソフトウェアラボラトリ(略称:OSL、本社:大分市東春日町、社長:井手 健一)はこのほど大分県内のソフトウェア企業では初めて品質管理および品質保証の国際規格である「ISO9001」の認証を取得いたしました。
今回の認証の範囲は、『顧客ソフトウェアの受託開発』および『パッケージソフトウェアの開発』であり、我が国の代表的な審査登録機関である(財)日本品質保証機構(JQA)の審査を受けて、1997年(平成9年)2月28日付けにて認定されたものです。
当社は、今後より一層の品質向上に取り組み、認証企業にふさわしい製品・サービスを提供し、お客様の信頼と満足度を高めていきたいと存じます。
[ご参考1]
株式会社 富士通大分ソフトウェアラボラトリ(略称:OSL)概要 | ||
1.本社 | : | 〒870 大分市東春日町17-58 |
2.代表者 | : | 代表取締役社長 井手 健一 |
3.設立 | : | 1982年(昭和57年)10月1日 |
4.資本金 | : | 1億2千万円 |
5.株主 | : | 富士通株式会社(80%)・株式会社シーイーシー(20%) |
6.従業員 | : | 350名 |
7.売上高 | : | 56億円 |
8.事業内容 | : | (1)情報処理システムの設計・開発・適応支援・コンサルティング (2)ソフトウェアおよび情報処理機器の販売 (3)マルチメディア & ネットワークのトータルインテグレータ (4)業種・業務ソフトウェアパッケージの開発・販売 (5)エデュテインメントソフトの開発・販売 |
[ご参考2]
ISO(Internatinal Organization for Standardization)は、国際標準化機構の略称で、ISO9000シリーズは「品質保証モデル」に関する国際標準です。
これは、製品そのものではなく、その企業の「品質管理体制」を信頼してよいかどうかを判断する基準となります。
日本の産業界でも関心が高く、当初製造業を中心に広がっていましたが、現在ソフトウェア業界、サービス業界、建設業界に波及しています。
ISO9000シリーズには3種類のモデルがあります。
・ISO9001 | - | 設計から据付けおよび付帯サービスまでの活動範囲を対象とする。 |
・ISO9002 | - | 製造から据付けおよび付帯サービスまでの活動範囲を対象とする。(設計工程を含まない) |
・ISO9003 | - | 検査試験段階を中心とし、設計や製造工程は含まない。 |
ユーザ(購入者)は、外部から製品や部品を調達する場合、その品質が信頼できるものかどうかを判断しなくてはなりません。ところが、ユーザは要求する品質管理体制が保持されているかを、自ら個々の調達先に対して調査することは大きな負担となります。そこで、ユーザに代わる第三者機関が、ISO9000に適合するかどうかを審査し、その認証を与える制度が生まれました。
ユーザは、調達先に対して自ら調査をする代わり、認証機関による認証をビジネス条件として要求しているのです。
以 上