[ PRESS RELEASE ] |
![]() 1997-0055 平成9年3月25日 富士通株式会社 |
当社はこのほど、沖縄(日本)から巨済(コジェ)、上海、枋山(ファンシャン)、頭城 (トウチェン)、香港を経由して中国の汕頭(シャントウ)までを結ぶ全長 4,600kmの光通信用海底ケーブルシステムを総額約150億円で受注し3月25日付けで契約に調印いたしました。
本システム入札は、日本〜シンガポールまでを結ぶ SEA-ME-WE 3延長システム(全長約10,000km)として、昨年12月に実施され、上記の日本〜中国区間(Segment S1)を当社が、中国〜シンガポール区間(Segment S2)をアルカテル社が落札し、両社が共同でシステム供給契約に調印することになったものです。
なお、本システムは、日本(沖縄)から、中国、シンガポール、オーストラリア、インド、ジプチ、エジプト、ポルトガル、フランス、イギリス等を経由してドイツまで計38地点を結ぶ総延長38,000kmに及ぶ SEA-ME-WE 3 Cable System(SMW3)の一部を成すものです。また、この日本〜シンガポール区間については、SMW3の建設保守協定を締結した全世界80以上の通信事業者を代表して、中国郵電省をはじめマカオ、ブルネイ、フィリピン、シンガポール、マレーシア、ベトナム等、当該区間の陸揚当事国の通信事業者11社によって契約調印されました。
納入するシステムは、波長多重技術を用いた40ギガビット光増幅海底ケーブルシステムで、アジア・太平洋域内の、さらには同域内よりオセアニア、アフリカ、ヨーロッパに向け増大する通信需要に対処することになります。
なお、本契約はルートサーベイ、システム設計、機器製造、据付工事、海洋敷設工事コミッショニング試験、並びに要員の教育訓練を含むフル・ターンキー・ベースとなっております。システムの完成は1999年1月31日の予定です。
以 上