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1997-0052
平成9年3月18日
富士通株式会社

国内で実績のあるWindows95/NT向けCOBOL、北米市場に本格展開

マイクロソフト デベロッパーズ デイズにおいて製品を紹介

当社は、Windows95およびWindowsNT 4.0で動作する英語版COBOLコンパイラとCOBOL開発環境の販売を、1997年第1四半期末より富士通ソフトウェアコーポレーション(本社:San Jose, California)から北米市場向けに本格的に開始いたします。

近年、ビジネス業務向けアプリケーションの分野においても、WindowsNTサーバ、WindowsNTワークステーション/95を中心とするクライアントサーバ環境での開発が行われており、COBOLで記述した膨大なユーザ資産を継承しつつ、Windowsの特徴を活かしたGUIアプリケーションの開発環境を提供することが重要になっています。
日本国内においては、PowerCOBOL85シリーズを提供し、すでにWindows向け製品において約7万本の販売実績を持ちます。

この日本における実績をもとに、当PowerCOBOL85シリーズの持つ、ビジネス業務向けアプリケーション開発の高い生産性を継承した、英語バージョンFujitsu COBOL version 3.0を北米市場に販売していきます。

なお、Fujitsu COBOL version 3.0は、米国を中心として3月19日に行われるマイクロソフト デベロッパー デイズ(Microsoft Developer Days)において、当社よりビジネス業務向けのアプリケーション開発環境として説明を行います。

[ 販売目標 ]
北米市場において3年間で、5万本の販売を予定しています。

[販売ルート]
富士通ソフトウェアコーポレーション : Fujitsu Software Corporation
本社 : SanJose, California、President & COO : 平井 克秀

補足説明
日本国内で販売しているPowerCOBOL85シリーズの詳細説明。

[ 機能概要 ]

  1. マルチメディアでリニューアル
    WindowsのGUIアプリケーションをCOBOLの知識だけで開発することができます。イメージ・音声・動画などのマルチメディアによる操作性の良いアプリケーションをCOBOL技術者が簡単に作成することができます。また、すべてのCOBOL機能を従来と同様に使用できますので、ビジネス業務を容易に実現することができます。

  2. 既存資産活用の基幹系業務構築
    強力な画面操作機能、きめ細やかな帳票/オーバレイ帳票印刷機能など、Windows環境にビジネス系基幹業務を構築するための必要不可欠な機能群を含むCOBOL言語を主体とした開発・実行環境です。

  3. 開発サイクルを支援する統合開発環境
    アプリケーション資産の管理/連携機能、テストデータ/保守資料生成機能などを装備した、クライアント/サーバ環境にビジネス系基幹業務を構築するためのCOBOLアプリケーション向け統合開発環境です。

  4. マルチプラットフォームでの開発環境
    グローバルサーバ(Mシリーズ)やUNIXサーバにも、Windowsと同一のCOBOLコンパイラが提供されているため、資産を流通させることができます。また、操作性のよいWindowsで、グローバルサーバ(Mシリーズ)、UNIXサーバ、NTサーバのアプリケーションを作成することができます。

[製品名と価格]
PowerCOBOL85 Pro.(プロ):58万円(税別)
設計・プログラミング・デバック・保守の開発サイクルを支援する統合開発環境
PowerCOBOL85 Std.(スタンダード):39万円(税別)
画面操作・帳票印刷などを含むビジネス業務アプリケーションのための開発環境
PowerCOBOL85:24万円(税別)
COBOLプログラマのためのWindows GUIアプリケーション開発環境


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。