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1997-0049
平成9年3月14日
富士通株式会社

将棋ソフトシリーズ第2弾「ザ・プロ将棋-矢倉の闘い編-」を新発売!

当社はこのほど、CD-ROM作品「中原誠永世十段監修 ザ・プロ将棋 -矢倉の闘い編-」(Windows3.1,Windows95対応 価格7,800円)を、社団法人日本将棋連盟(会長:二上達也)、駒音コーポーレーション株式会社(代表取締役:武者野勝巳)の協力を得て開発し、3月14日より販売を開始いたします。

「ザ・プロ将棋」シリーズは、プロ棋士が研究で使用する「将棋棋譜データベース」の機能を盛り込んだCD-ROMソフトです。既にシリーズの第一段として「ザ・プロ将棋 -居飛車vs四間飛車編-」を昨年12月に発売しておりますが、これまでに5,000本を超すヒット商品となっております。発売以来、最新のプロの研究がアマチュアにも門戸が開かれたということで、多くのユーザより将棋の上達に役立ったという声が寄せられております。
今回の矢倉の闘い編ではプロ棋士の間で最も難解な将棋と言われる矢倉戦法にスポットを当て、その最新変化を余さず紹介いたします。第2巻で取り上げる矢倉は現在トッププロの間で流行している戦法であり、変化が複雑で高度な点や最新の指し手を知らないと指しこなせない等アマチュアには難しいとされている戦法でした。「ザ・プロ将棋」では最新定跡の指し手をユーザ自身が選択して進めるという定跡講座機能により、複雑な変化をアマチュアでも学習できるように致しました。さらに、今までプロ棋士しか使うことのできなかった「将棋定跡データベース」の機能により、定跡と実戦を並べながら理解することができるようになりました。

当社では「富士通杯達人戦」という将棋の棋戦を主催しており、また第55期名人戦に協賛するなど、将棋界に様々な関わりを持っております。特に第55期名人戦は今年4月より開始されますが、会場ではザ・プロ将棋のデモもおこなってまいります。
今回の「ザ・プロ将棋」シリーズの制作は、このような当社の将棋界への取り組みの延長線上にあります。今後とも将棋界及び将棋ファンのためになるような商品を継続して展開していきたいと考えます。

[主な特徴]

(1). 局面、戦形、対戦者、対局日別に検索可能な本格的将棋棋譜データベース。
(2). テレビ番組NHK将棋講座で使用された見易い棋譜鑑賞機能。
(3). フルナレーションで定跡の分岐を体験できる定跡講座。
(4). 初級者向けに定跡の狙いを説明する定跡ラーニング。
(5). 過去4年間の各戦形別の勝率を初めて数値化した、勝率データ分析。
(6). 中原誠永世十段による将棋監修。

[今後のシリーズ予定]

「ザ・プロ将棋」シリーズは全4作品で、将棋のすべての戦法を網羅する予定であり1本当り1万5千本、シリーズ全作で全4作で6万本の販売を予定しております。

Vol.1ザ・プロ将棋 -居飛車VS四間飛車編-発売中
Vol.1ザ・プロ将棋 -矢倉の闘い編-97年3月14日発売予定
Vol.1ザ・プロ将棋 -振り飛車の闘い編-97年6月発売予定
Vol.1ザ・プロ将棋 -相居飛車の闘い編-97年9月発売予定

[著作権表示]

ALL RIGHTS RESARVED,COPYRIGHT(C)FUJITSU LIMITED・日本将棋連盟・駒音コーポレーション/1996-1997

[概要]

  1. 棋譜検索データベース
    羽生名人をはじめとする若手プロ棋士が愛用する将棋棋譜データベースを、はじめてアマチュアの方でも使えるように製品化いたしました。矢倉戦法の対局402局(矢倉全体の約75%)の棋譜を搭載し、局面、戦形、対局者等で簡単かつ(矢倉全体の約75%)の棋譜を搭載し、局面、戦形、対局者等で簡単かつ高速に検索することができます。特に局面検索では、プロ棋士の使う「将棋棋譜検索データベース」の機能を忠実に再現しました。さらに、定跡講座や棋譜鑑賞から同一の局面がないか探し出せる等、アマチュア向けの機能も追加しています。

  2. 棋譜鑑賞
    面倒な棋譜鑑賞も盤駒無しで簡単にできます。NHK将棋講座で用いられた定評ある鑑賞機能を搭載し、手軽に棋譜を並べることができます。プロ棋士が特に研究する序中盤にスポットを当て集中的に解説が入っています。

  3. 定跡講座(1級から4段向け)
    矢倉戦法に関する定跡すべてが学べる体験講座です。本やビデオと違い定跡の分岐ごとに手を選択し、実戦のように定跡を体験することができます。さらに定跡講座の画面から実戦の棋譜を検索することができますので、実戦に即した定跡を使いこなすことができるようになります。(フルナレーション)

  4. 定跡ラーニング(10級から2級向け)
    定跡の基本学習ができる機能です。定跡講座と違い分岐はなく初級者でも観るだけで基本が理解できます。(フルナレーション)

  5. 勝率データ分析
    各戦法別に過去4年間の勝率を調べ、実戦での勝率からみた優秀な戦法等をデジタルに表示しています。将棋の戦法別の勝率を細かく分析した例は今までに無く最新のプロの動向を数字で理解することで、戦法への理解が深まります。

[監修者のプロフィール]

中原 誠 永世十段
昭和22年9月2日生れ。宮城県塩釜市出身。名人15期を含む64期のタイトル保持と25回の棋戦優勝は、現役棋士最多回数である。現在もA級に在位し、連続26年(名人含む)A級在位の記録を更新中である。また十六世名人の称号を得ている。
本格的な棋譜データベースとして「ザ・プロ将棋」シリーズは制作されており、自身の薦める将棋上達方法にこのソフトが合致するということで、特別に監修作業を引き受けていただきました。「ザ・プロ将棋」シリーズ全作で監修をしていただく予定です。

[動作条件]

Windows(R)95
CPU
画面表示
メモリ
CD-ROM
i486DX(66Mhz以上)
640 x 480 ドット、256色以上(HighColor以上推奨)
16MB以上
倍速以上
・Windows(R)3.1
OS
CPU
画面表示
メモリ
CD-ROM
日本語MS-DOS(R)Ver6.2以上
i486DX(66Mhz以上)
640 x 480 ドット、256色以上(65,535色以上推奨)
8MB(16MB以上推奨)
倍速以上

MS-DOS(R)及び Windows(R)は米国マイクロソフト社の米国及びその他の国での登録商標です。

-以 上-


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