【DynaEyeの特長】
- (1)
- OCR用の書式でない一般帳票入力
- OCRで運用する帳票は、そのOCRの規格に準拠した文字枠の大きさ/形状/間隔で帳票設計を行い、印刷する必要がありました。
- DynaEyeは、独自の帳票フォーマット照合機能により、あらかじめ登録された未記入帳票のイメージデータと入力帳票との照合で文字認識するため、従来の文字枠等の使用上の制限を大幅に緩和し、日常運用している一般帳票をそのまま読み取ることへの対応が大きく拡がりました。
- このためOCR帳票が作成困難であった、比較的少量な入力業務のOCR化や、取引先発行の帳票などの入力にもご活用頂けます。
- (2)
- 定義体作成の大幅簡易化
- OCRには帳票の読み取り文字枠の位置/属性を定義したOCR定義体が必須であり、OCR専用帳票の作成とともに、導入を難しくさせる大きな原因となってきました。
- DynaEyeは、未記入帳票をスキャナ入力することにより、読み取り位置情報を自動で設定することができます。 これに読み取り文字の属性を指定するだけで定義体を作成できるため、従来1帳票あたり数時間かかっていた定義体が約10分程度で設定できるなど導入工数の大幅削減を実現します。
- (3)
- 知識処理を利用した手書き漢字の高精度認識(DynaEye Proのみ)
- 手書きの英字、数字、カナ、記号やOCR-Bフォントに加え、手書き漢字認識[3,792字種 JIS第一水準及び、第二水準の一部(住所/氏名漢字)]。
- AI処理の利用による高度な認識処理を実現しております。
全国住所辞書及び氏名辞書との照合 : 全国の住所辞書を網羅した「住所辞書」(約25万件)及び「氏名辞書」(約21万件)により、誤字、曖昧な文字等の記入上のミスも、住所/氏名辞書との比較/照合により、高精度で認識。
ユーザ辞書との照合 : 運用上よく使われる単語については、あらかじめ「ユーザ辞書」に登録しておくことにより、辞書比較/照合で、より高い精度で認識。
- (4)
- イメージスキャナ入力による価格/性能レンジの柔軟性を実現
- 認識処理をパソコンのCPU上で動作するソフトウェアで実現することで、専用の認識ハードを必要としません。TWAIN対応のイメージスキャナによる入力が可能なため、低価格スキャナから高性能スキャナまで、処理枚数やご予算に合わせて、柔軟なシステム構成が可能になりました。
- また、既存のイメージファイリングされたBMP/TIFF形式の帳票データも認識/入力が可能になりました。
- (5)
- 豊富な各種機能を搭載 (帳票方向自動認識機能、バーチャルスタッカ機能)
- 帳票方向自動認識機能で帳票の向きを意識し並び替えることなしに、帳票の読み取りが可能です。 このためスキャナの機種ごとの紙送り方向を意識することなしに、運用できます。
- バーチャルスタッカ機能により読み取った帳票の認識結果を利用して、仮想的に仕分けすることができ、各種の入力業務でご活用できます。
以上