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1997-138
平成9年7月1日
富士通株式会社

会津工場移転用地の取得について

- 300mm ウェハー対応の最先端半導体量産工場へ-

当社は、会津若松市および会津若松地方土地開発公社が開発を進めている市内神指町高久地区(こうざしまちたかくちく)工業団地への工場移転を目的に用地(面積:約189千平方メートル)の取得を決定し、本日、佐藤 栄佐久福島県知事様の立ち合いのもとに、会津若松市(市長:山内 日出夫氏)と立地協定書を締結いたしました。

富士通会津若松工場(呼称:会津工場)は、会津若松市内一箕町にて、昭和42年操業開始し、今日まで約30年間半導体量産拠点の役割を担ってまいりました。この間、事業の拡大にともない、昭和59年には市内門田町の工業団地に2番目の工場(呼称:若松工場)を建設し、現在に至っております。

現会津工場は、半導体の急激な技術革新が進展する中において、建屋・設備の老朽化が著しく、かつ土地が手狭になってきており(面積:約 110千平方メートル)、現有地では最新の技術に対応した生産ラインの拡張や競争力の強化は困難と判断いたしました。
また、周辺地域の市街地化にともない、会津若松市の都市計画構想上においても、現地での事業拡張が困難となる可能性が予想されるため、会津若松市と移転検討を行い、代替用地取得などの協議を重ねてまいりました。
会津若松市から複数の候補地をご紹介いただきましたが、「神指町高久地区工業団地」は、今後の事業拡大に十分な土地が確保できるとともに、現有2工場にも近く、交通の便がよいため、従来の物流ルートなどをそのまま利用できるなど、移転にともなう負担も少なく、新工場建設用地として最適であると判断いたしました。

新工場は、当社の最先端LSI量産工場とする計画で、具体的には、0.18ミクロンテクノロジー/300mmウェハー対応、産業廃棄物ゼロの追求、ロジック/メモリ混流ラインの採用によるRAM & LOGIC製品への対応など21世紀を見据えた最先端新工場建設計画案を立案し、平成10年度上半期にも着工すべく準備を進めてまいります。
また、現在の会津工場は、生産品種の他事業所への製造移管を進め、平成10年度中に閉鎖を予定しております。

【新工場計画の概要】

  1. 所在地
    1)所在地
    2)面 積
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    会津若松市神指町高久地区(コウザシマチタカクチク)
    約189千m2(約57千坪)
    [工業団地全体:約243千m2(約74千坪)]

  2. 新工場計画概要
    1)主要建屋
    2)生産能力

    3)製 品
    4)投資額
    5)着工予定
    6)操業開始予定
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    クリーンルーム面積:約15,000m2
    300mm Φウェハーライン、第一期 15,000 枚/月
    ロジック/メモリ混流
    0.18ミクロンテクノロジー品種(DRAM:256M 〜1G DRAM相当)
    第一期 1,500億円
    平成10年度上期
    平成11年度下期

以上


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