[ PRESS RELEASE ] |
![]() 1997-0006 平成9年1月20日 富士通株式会社 |
当社はこのほど、シンガポール・インドネシア・オーストラリアを結ぶ総延長4,500kmの光増幅海底ケーブルシステム [名称: Segment S3 of SEA-ME-WE 3 Cable System (SMW-3)]を総額約百億円で受注し、1月16日付けで契約に調印いたしました。
本システムは、シンガポールを起点としてアジア地域から中近東経由ヨーロッパを結ぶSMW-3の一部を構成するものです。SMW-3の建設保守協定を締結した88の通信事業者から成る顧客を代表してシンガポールテレコム(シンガポール)、インドサット(インドネシア)及びテルストラ(オーストラリア)により調印されました。
昨年8月の国際入札以来、欧州アルカテル社、米国AT&T社および日本のKDD-SCS社で構成されるコンソーシアムとの競合の結果、同社の実績ある光最先端技術及びアジア地域における海底ケーブルシステムでの納入実績が評価され、発注されたものです。
納入するシステムは、波長多重技術を用いた光増幅海底システムで、20ギガビット/秒の容量(各国間約24万電話回線相当)で運用されます。これにより、アジア・オセアニア地域と他のアジア・太平洋及びヨーロッパ・アフリカとの増大する通信需要に対処することになります。
また、本契約は、ルートサーベイ、システム設計、機器の製造・据付け・試験・海洋敷設工事及び要員の教育訓練を含むフル・ターン・キー・ベースとなっており、システム完成時期は1999年1月31日の予定です。
以 上