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1997-0076
平成9年4月30日
富士通株式会社

韓国で仮想空間コミュニケーションサービスを展開

〜 韓国版 HabitatII 「ユリドシ(硝子都市)」がスタート 〜

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当社および韓国富士通株式会社(韓国ソウル市/社長:アン・キュンス)はこのほど、チェイルC&C株式会社(韓国ソウル市)に対して、「HabitatII(ハビタット2)」のサービスを韓国内で行うためのライセンスを供与しました。

「HabitatII」は、パソコン通信やインターネットなどのネットワーク上に構築された仮想空間内で、「アバター(仮想身体)」を使いリアルタイムなビジュアルコミュニケーションを可能にするサービスです。
チェイルC&C株式会社では、サービス名「ユリドシ(硝子都市)」として、韓国内の2社の通信プロバイダを通じて5月1日より有償サービスを開始いたします。

「HabitatII」は1996年3月にニフティ株式会社(東京都品川区/社長:岡田智雄)のパソコン通信サービス「NIFTY-Serve」経由でのサービスを開始しました。同年11月からはインターネット経由でも利用できるようになっています。無償配布の専用通信ソフトは Windows3.1/95 および Macintosh に対応している他、株式会社セガ・エンタープライゼズ(東京都大田区/社長:中山隼雄)の家庭用ゲーム機「セガサターン」に対応した専用通信ソフトもセガ社より発売されています。
「HabitatII」は、1997年4月20日現在、約1万6千名の会員にご利用いただいています。

「HabitatII」の兄弟としては、米国「Compuserve」上で「WorldsAway(ワールズアウェイ)」が1995年9月より運営されています。今回の韓国語対応により、「HabitatII」のサービスは3ヶ国語への対応を果たしました。

  1. 「ユリドシ(硝子都市)」の特長
    1)
    パソコンに表示される「アバター」の姿や仮想空間の風景に、従来「HabitatII」で使用されているものに加え、韓国らしさを出したイメージを「ユリドシ」専用に追加しています。

    2)
    異なる通信プロバイダのユーザーが共通の空間にアクセスし、プロバイダの枠を超えてユーザー同士のコミュニケーションが図れます。
    (「ユリドシ」の運営は、サービス提供元であるチェイルC&C株式会社が行い、利用者は、同社内に設置されたホストコンピュータに、韓国内の複数の通信プロバイダを通じてアクセスします)

  2. 料金
    20ウォン/分(約3円/分)

  3. 対応するプロバイダ(5月1日より)
    ・Hitel (ハイテル)
    ・Nownuri (ナウヌリ)

    今後、他の複数の通信プロバイダでのサービス提供を計画しています。

  4. 専用通信ソフトウェア
    韓国語版 Microsoft Windows95に対応。無償配布。
    (イベント等でCD-ROM配布/雑誌の付録CD-ROMなどに収録)


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