![]() 1996年9月4日 富士通株式会社 株式会社ドゥ・ハウス |
富士通株式会社(社長:関澤 義)と株式会社ドゥ・ハウス(本社:東京、社長:稲垣佳伸)は、このほど業務提携し、9月13日から電子メールを利用した新しい形のマーケティング・メディア事業「iMi(いみ)」を開始いたします。
※iMi : Interactive Marketing Interfaceの略称
iMiは、富士通?のサービスマークです。現在商標登録中です。
iMiは、インターネットやNIFTY-Serveの電子メールなどを使って企業と生活者が対話する仕組みを提供するサービスです。
「iMi専用サーバー」を設置し、NIFTY-Serve(会員数 195万人:96年8月現在)、及びインターネットの利用者の方に通信上でメンバー登録をしていただきます。そして、登録した方を対象に、電子メールによるダイレクトメールや各種リサーチを行います。
メディア費用を企業が負担し生活者に還元するポイント制度や、生活者のプライバシー保護や快適性に配慮しており、新時代のワン・ツー・ワン・マーケティング・メディアの確立を目指しています。
なお、iMiのシステムは、富士通が提携しているジェネラル・マジック社のエージェン
ト技術を利用しています。
iMiは、NIFTY-Serveでは「GO IMITEST」で、また、インターネットでは「http://iminet.ext.fujitsu.co.jp/imi/」でご利用いただけます。
ジェネラル・マジック社の会長兼CEOのマーク・ポラート氏は「富士通がiMiサービスに「テレスクリプト(Telescript)」技術を使ったことを喜んでいます。iMiはインターネットをより魅力的にするために革新的なアプローチをとっていますが、これは我々のモバイル・エージェントのビジョンに非常に近いものです」と語っています。
※「Telescript TM」はジェネラルマジック社の登録商標です。
かつて商業テレビ放送の誕生がマス・マーケティングを促進したように、マーケティングはメディアと共に変化してまいりました。以来50年が経過し、電子メールなど個々人にダイレクトにアクセスする電子ネットワーク・メディアの普及が本格化し始めた今、マーケティングにも新たなワン・ツー・ワンという流れが生まれつつあります。広告・宣伝など、いわゆるマーケティング・コミュニケーション市場の今後の成長は、マスよりはワン・ツー・ワンの領域に期待されており、iMiは、まさにこれからの新市場を狙って企画された事業です。
iMiは、NIFTY-Serveとインターネットの両方合わせて、97年3月までに13万人の登録を目標にしています。
【iMiの概要】
■マーケターの利用方法
【iMiの特長】
■生活者のメリット
■マーケターのメリット
iMiは「広告」を「情報」に変換するメディアであり、従来のターゲットマーケティング(=推定マーケティング)ではなく、生活者のオケージョン(場面)づくり=ウォンツの発生...に直接働きかけることができます。
「今日、イキのいい魚が入ったよ!」というメッセージは、もともと魚を食べようと思っていなかった人までをも、その気にさせることができます。パーソナルな、マイナーな、緊急な情報がそれを実現することになります。
生活者のオケージョン(場面)+ウォンツ=具体的購入行動であり、いくつかケースをご紹介すれば、下記のようになります。
iMiでは、数千万人の生活者メンバーネットワークに対して、各社・各自のネットワークを構築できることになります。個々に話しかけ、個々に聞く、という従来とは違った新しいマーケティングリテラシー(=対話技術)を開発するためのインフラとして、今回、iMiを提供するものです。
以上 |