![]() 平成8年9月3日 富士通株式会社 |
当社は、Microsoft(R)Windows(R)95 Operating Systemで動作する、32ビットBASIC 統合開発環境「F-BASIC V4.1」を開発し、当社ならびに富士通ミドルウェア株式会社 (代表取締役社長:渡邊直昭,本社:神奈川県横浜市)より 9月27日より販売を開始 します。
MS-DOS環境にて長年築き上げたBASIC プログラム資産*1を、Windows 上で活用できる
唯一のBASIC 統合開発環境として、お客様より高いご支持をいただき、現在までに約 2
万本を出荷いたしました。
現在、Windows 環境にて動作するプログラミング言語の多くは、イベント駆動型の
プログラミングスタイルを採用しています。そのため、イベント駆動型の
プログラミングスタイルをとらないMS-DOS環境で開発された、多くのBASIC プログラム
資産をWindows 環境へ移行するには多大な修正が必要でした。F-BASIC for Windows
ではイベント駆動型のプログラミングはもちろん、今も多くの方々に使用されている
MS-DOS BASICのプログラミングもサポートすることにより、Visual Basicでは移行する
ことが難しかった、BASIC プログラム資産を、Windows 環境へ移行できる唯一のBASIC
言語です。さらに、エディタ機能から画面レイアウト、コンパイル、デバック機能までサポートする統合開発環境として、高い操作性と生産性を実現しています。
現在の「F-BASIC コンパイラ for Windows V3.1 」は、16ビットアプリケーション
開発専用のため、連続メモリ領域の取得が64KBまでなど、32ビットCPU の性能を
十分に発揮できない制約がありました。
この度、「F-BASIC V4.1」にて Windows 95 完全対応の32ビットアプリケーションに
しました。MS-DOS BASIC言語との高い互換性をそのままに、32ビットコードの
アプリケーションが作成でき、64KBを越えた連続メモリ領域を取得できることで、
巨大なプログラムの開発や移植が可能になり、膨大なデータを配列変数で処理する
ことができます。
そのほか、Btrieve やF-ISAMとの連携によるデータベース処理、モジュール管理機能
の強化とアイコンやマウスカーソルを編集できるイメージエディタの添付などにより、
統合開発環境としての大幅な機能強化を果たしています。
なお、本製品はMicrosoft Windows Operating System Version3.1 にて動作可能な 16ビットアプリケーション「F-BASIC コンパイラ for Windows V3.1 」を同梱します。
*1 : N88-BASIC,Microsoft Basic,Quick Basic,BASIC/98,F-BASIC86
[出荷開始] | 平成 8年 9月27日 | ||||||||||||
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[提供媒体] | CD-ROM | ||||||||||||
[標準価格] | 35,000 (税別) | ||||||||||||
[販売目標] | 3万本/1年間 | ||||||||||||
[動作環境] |
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以 上 |