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平成8年9月11日
富士通株式会社

地球周回衛星用 軌道解析パッケージ「ORBITER for Windows」新発売

〜 "業界初" 大型計算機で行っていた軌道計算をパソコン上で実現 〜
orbiter

当社はこのほど、国際標準ATパソコンで動作する地球周回衛星用 軌道解析パッケージ"ORBITER for Windows"(Orbit Information Analyzer for Windows)を開発し、9月12日より販売を開始いたします。

ORBITER for Windowsは、従来大型計算機やワークステーションで行っていた地球を周回する人工衛星の位置や速度等のデータを入力して時系列で人工衛星の軌道を計算したり計算した軌道を世界地図上に地上軌跡として動的に表示する機能を、業界で初めてパソコン上に提供します。

当製品は、平成5年10月より当社製エンジニアリングワークステーション「Sファミリー」向けに提供している「ORBITER」をベースに開発しており、ワークステーションで実現している同等の機能を、1/6以下の価格でWindowsの操作性を加えて提供します。
これにより、実際の業務で使用する軌道解析パッケージを共有するのではなく、実業務 に影響を与えない各技術者のパソコンでも人工衛星の軌道解析が可能になります。
今後ORBITER for Windowsは、宇宙開発事業団や宇宙科学研究所を始めとする大学/研究機関など、人工衛星のデータを利用する機関/企業向けに幅広く販売していきます。

[価格]
ORBITER for Windows : 40万円 (税別)

[販売目標]
年間で100本の販売を見込んでいます。

[販売開始]
平成8年9月12日より

[販売ルート]
富士通営業・ディーラーで販売いたします。

[動作環境]
Windows 3.1
97年春にはWindows 95版を提供予定です。

[ORBITER for Windowsの特長]

[ORBITER for Windowsの機能概要]
ORBITER for Windowsは、以下のツール群から構成されています。

- 軌道生成ツール
ある時刻の軌道要素を元に、任意の期間の飛行経路(軌道)を計算します。
- 軌道情報ツール
軌道生成ツールが計算した軌道を元に、任意の地点から見た衛星の方角に関する情報や衛星の直下点に関する情報を計算します。
- ユーティリティ
軌道生成ツールが計算した軌道を世界地図上に投影したり、軌道生成ツールが使用する天文定数データの管理等を行います。

* Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
以 上


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