| [ PRESS RELEASE ] |  1996-0194
 平成8年10月31日
 富士通株式会社
 
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新世代のグループウェアTeamWAREに新バージョン!
〜インターネット/イントラネット機能を標準装備、操作性一新〜
  当社はこのほど、新世代のグループウェア「TeamWARE」について、基本機能の操作性を一新し、インターネット・イントラネットをベースに大幅強化した「Team WARE Office V5.1」の販売を11月1 日より開始いたします。
  本バージョンは、グローバル体制により開発された世界共通バーションとして、新たに全世界にて販売いたします。
  また、ワークフロー機能, マルチメディア機能についても大幅強化いたしました。
  「TeamWARE Office」は、導入・即稼動できるReady to Run のグループウェアとして、当社と英国ICLで共同開発し、22カ国語に対応、日本, ヨーロッパをはじめ全世界40カ国で販売しております。
  現在、グループウェア世界市場で第3 位*,欧州市場で首位* の実績を持ち、平成5年11月発売以来、世界市場で100万クライアント(96年10末現在)、国内市場で38万クライアント 3,500サーバ(96年10末現在)を出荷し、ご好評をいただいております。
(* 出典:IDC.95.10)
グループウェア基本機能では新たに、
-基本機能が市販のWebブラウザから標準で利用可能となりました。
-オフィス情報の迅速な取り出し・活用に威力を発揮するフリーテキスト検索機能に世界最速・最先端の検索エンジンを搭載し、検索対象には、文書管理機能に加えて、電子掲示板/会議室機能でも検索でき、専用ビューワにより、検索結果を即時に確認できるようになりました。
-サーバOSに、Solaris を加えて、WindowsNT,UXP/DSマルチプラットフォーム環境での利用が拡大しました。
ワークフロー機能では新たに、
-業務アプリケーションを作成する作業を軽減するワークフローアプリケーション簡易構築ツール「TeamWARE FlowACT」を提供します。
-「TeamWARE Flow」の基本操作が市販のWebブラウザから可能となりました。
マルチメディア機能では新たに、
-大容量のコンテンツデータを、LAN内のサーバから遠隔地にある別のサーバに複写するためのオプション製品「TeamWARE Video Clip/Duplicator」を提供いたします。
 これにより複数のビデオサーバにまたがるビデオデータのグループ利用を実現します。
【価格】
- TeamWARE Office               16.8万円〜
- TeamWARE Flow               30.0万円〜
- TeamWARE FlowACT            30.0万円〜
- TeamWARE VideoClip/Duplicator 20.0万円〜
【出荷時期】平成9年2月から順次
【販売目標】今後3年間で2万サーバ/250万クライアント(国内)
< 主な強化ポイント>
【TeamWARE Office V5.1】(新バージョン) 
 TeamWARE OfficeV5.1 は、世界共通の新バージョンです。
- ○インターネット/イントラネット機能標準装備
- 市販のWebブラウザから、電子メール、文書管理、電子掲示板/会議室の機能が利用できます。
- ○操作性を一新! 
- 世界中のお客様の声に応え、実用的な機能を豊富に追加し操作性を一新しました。
 マルチベンダ・アプリケーションとのシームレス連携に加え、日本文化に対応した利用者の階層表示や個人カレンダはもとより、グループの一括予約/表示など、実用的な機能を大幅に追加し強化しました。
- ○検索機能の強化(オフィス情報の活用アップに威力を発揮)
- 
    
- 世界最先端の新検索エンジンを搭載し、性能、検索機能を強化しました。
 (ワイルドカードやAND, OR,NOT,類似文書検索など)
 これにより、思いついた方法で自由に検索可能です。
 
- 検索対象も文書管理機能に加え電子掲示板/会議室も可能となります。
- 検索結果は、各社のアプリケーションデータが扱える万能ビュアにより即時に内容を確認できますので、必要な情報をすばやく取り出すことができます。
 
- ○マルチプラットフォーム対応の拡大
- サーバOSはWindowsNT,UXP/DSに加え、Solarisをサポートしました。
- ○大規模・大容量システム対応
- 
- 電子メールフォルダおよび電子掲示板/会議室の階層化による大量データの分類
 階層化により、受信したメールも情報の内容により利用者に適した分類・管理が可能です。
- 文書管理機能、スケジュール管理機能のサイト間連携サポート
 従来の電子メール機能、電子掲示板/会議室機能に加え文書管理機能、スケジュール管理機能のサイト間連携をクロスサイトアクセス方式で実現しました。
 クロスサイトアクセス方式では従来のリプリケーション方式に代わり、サーバ間データ交換にともなうネットワーク負荷を大幅軽減し、かつデータ共用のリアルタイム性を向上します。
- マルチサーバ化( カレンダサーバ、フォーラムストレージサーバ)
 カレンダ、フォーラムストレージも1サイト内のマルチサーバへの展開が可能となり、システム規模に合わせたシステム構築が可能となりました。
- 運用管理機能強化
 遠隔集中管理により、大規模/分散システムの管理効率の向上を図りました。
 オンラインバックアップにより、24時間運用をサポートしました。
 
【TeamWARE Flow】(新バーション)
- ○インターネット/イントラネット対応
- Webブラウザを利用して、ワークフロークライアントとしての基本操作ができるようになります。
- ○マルチプラットフォーム拡大
- サーバOSはWindowsNT,UXP/DSに加え、Solarisをサポートしました。
- ○リモートクライアント機能
- サーバ内に擬似的なクライアントを生成し、回線の負荷を軽減させる機能です。
 LAN-WAN-LAN環境で回線による負荷が気になるとき、疑似クライアントをサーバ側において、サーバ側とのメッセージのやりとりを、クライアントから要求したときにのみ行うようにできます。このため、遠隔地にクライアントを設置した場合などに回線負荷を少なくしてワークフローシステムを利用することができます。
- ○TeamWARE Office 連携強化- 文書管理機能を利用した添付文書処理
- TeamWARE Officeのユーザディレクトリの連携に加え、文書管理機能と連携することができます。文書管理機能は、添付文書の格納場所として利用でき、「フローコントローラー」を介して追加・更新・削除ができます。これにより、添付文書を持つアプリケーションを簡単に開発可能です。
- ○運用管理ツールの強化
- 組織変更に備えた機能(担当者の途中変更、グループの再展開など)が追加されます。
【TeamWARE  FlowACT】(新規製品) 
TeamWARE FlowACTは、TeamWARE Flowのオプション製品で、企業内の定型ワークフロー業務(伝票業務)システムのフロントエンドの構築と運用を支援するソフトウェアです。
- ○強力な運用管理機能
- 運用状態(稼動、停止、試行)の設定による起案制限、ひな形文書や業務アプリケーション資源の版数管理による動的配付、業務システム連携、統計情報など、強力な運用管理機能を備えています。
- ○操作性のよいワークフローアプリケーションの提供
- ツリーリストビューによる階層表示(案件ボックス - フォルダ - サブフォルダ - 案件) 、一覧項目の表示順序や表示幅の変更内容の保存と復元、MRUによる宛て先設定など、操作性のよいワークフローアプリケーションを提供します。
- ○容易なアプリケーション開発
- 業務アプリケーションとしてフォームやコンテナを使用すれば、プログラム言語による業務アプリケーションを開発する必要はありません。フォームやコンテナの定義は、フォームメーカー(電子伝票業務向け)やコンテナ(回覧業務向け)で簡単に行えます。また、VBなどのプログラム言語で業務アプリケーションを開発する場合に備えて、簡易APIを提供します。
 *(フォームメーカやコンテナはプログラムレスが基本(OCX/OLE オブェクトの貼り付けとプロパティの設定) であり、業務アプリの開発は極めて容易である。)
- ○豊富なカストマイズ機能
- アプリケーションやフォルダ、各種項目の名称など、システムでユニークな名称のカストマイズが可能です。また、業務別に一覧に表示する項目を選択したり、追加することができます。これらの変更内容は、すべて自動的にクライアントへ反映されます。
【TeamWARE  Imaging】
  現在販売しております製品において、多種多様なカメラ、スキャナを順次サポート拡大しております。これによりご購入いただいております製品で、新機種からの情報の活用が可能となります。
  富士通、エプソン、キャノン、リコー他  多種多様なカメラ、スキャナを順次サポートします。
  サポート状況は、富士通パソコンFAX サービスにて順次ご紹介しております。
【TeamWARE  VideoClip/Duplicator】(新規製品)
 
  TeamWARE  VideoClip/Duplicatorは、Video Clipで扱う大容量のデータを、LAN内のサーバから遠隔地にある別のサーバに複写するためのオプション製品です。
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- 遠隔地のユーザに対するTeamWARE Officeの電子メールの際にも、ビデオ情報を含んだコンテンツの送付が可能です。
 これにより、相手ユーザ最寄りのビデオサーバに自動的にコンテンツが「配付」されます。
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- 遠隔地のビデオサーバから必要な時に最寄りのサーバへコンテンツの取り寄せが可能です。これにより、ビデオを含んだ情報も全社レベルでのTeamWARE Officeの文書管理機能や電子掲示板/会議室での情報交換に利用できます。
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- 複写処理は、ジョブのスケジューリングによりネットワークの負荷を考慮した時間帯に実施可能、また、サーバのグループ化定義により複数サーバへの複写指示も一度で可能です。これにより複数のビデオサーバにまたがるビデオデータのグループ利用を実現します。