[ PRESS RELEASE ] |
![]() 1996-0193 平成8年10月31日 富士通株式会社 |
当社とパイオニア株式会社はこのほど、国内で初めてドルビー・ラボラトリーズが開 発したドルビーディジタル(AC-3)5.1チャネル フルデコードとドルビープロロジック デコード処理をワンチップで行うことができる高性能ASSP( 特定用途向け標準品) 「MB 86342」を共同で開発し、平成9年1月から受注を開始いたします。
現在、マルチメディア・オーディオにおいて、臨場感あふれる音をつくるための信号
符号化方式として、主に採用されているのが、ドルビー・ラボラトリーズが開発した
「ドルビーディジタル(AC-3)」と呼ばれるものです。
これは、独立した5チャンネルとサブウーファー用の0.1チャンネルからなるオーデ
ィオ信号を、人間の聴覚特性を考慮した知覚符号化で圧縮するものです。
この符号化方式は、パイオニアとドルビー・ラボラトリーズが家庭用機器としてのレ
ーザーディスクにおいて最初に市場導入したもので、DVDのオーディオ処理方式として
採用され、今後はCATVや米国のHDTVなど様々なメディアシステムに適用されていくと期
待されています。
本製品は、当社とパイオニア株式会社が共同で行ったものです。
パイオニア株式会社のレーザーディスクで得られたドルビーディジタル(AC-3)に関す
る豊富なシステムノウハウと高度なプログラミング技術, 当社の0.35ミクロンCMOSアル
ミ3層プロセスといった最先端の技術を駆使して、ドルビーディジタル(AC-3)5.1チャ
ネルフルデコードやドルビープロロジックデコード, さらにドルビーディジタル(AC-3)
デコードとドルビープロロジックデコードといった複雑な処理をワンチップでおこなう
ことができる高性能ASSPです。
様々な処理をワンチップで行えるため、周辺デバイスとしてはディジタルオーディオ
インタフェースIC, ディジタルオーディオDAC,コントロール用のマイコン, ディレイ処
理用SRAMといった最小限の部品だけで、ハイクオリティなドルビーディジタルサウンド
が低コストで実現できます。
[出荷時期] | サンプル出荷 : 平成9年1月から |
---|---|
[価 格] | 5000円 |
[販売目標] | 20万個/月 |
[ 新製品の主な特長]
以 上