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1996-0219
平成8年11月20日
富士通株式会社
業界ではじめてWindowsNT Server V4.0に対応した

StarWorks for WindowsNT(スターワークス)の販売を開始

〜Video on Demand System関連製品を大幅強化〜

当社は、このたび、米国Starlight Networks社との技術提携によりWindowsNT ServerVersion4.0に対応したビデオサーバソフト「StarWorks for WindowsNT(スターワークス)」と、「StarWorks for FM-Server/StarWorks for Solaris」で稼働する最大16台のビデオサーバを連携させる「StarWorks Stream Controller Option(スターワ−クス・ストリーム・コントローラ・オプション)」ならびにLANによるデジタルビデオ放送を実現する「StarCast(スターキャスト)」を本日より販売開始いたします。

「StarWorks for WindowsNT」は、業界ではじめてWindowsNT Server Version4.0に対応したビデオサーバソフトです。
添付のNetscapeNavigator用プラグインソフト「StarView(スタービュー)」を使用することにより、WindowsNT ServerのInternet Information Serverを連携して、イントラネット上でのビデオオンデマンドシステムを容易に構築することができます。
また「StarWorks for WindowsNT」は、MIB(*1)によるネットワーク管理機能を持ち Microsoft System Management Serverと連携して資源管理を行うことができます。

「StarWorks Stream Controller Option」は、パソコン/ワークステーションベースでは初めてビデオサーバを有機的に連携する機能を提供するものです。
当社が販売している「StarWorks for FM-Server」ならびに「StarWorks for Solaris」と連携することで、複数のビデオサーバの資源を一元的に管理し、ビデオデータのメンテナンスはもとより、クライアントからの要求に対して最適なサーバからのビデオデータ送出が可能です。
この機能を使用することにより、分散配置されたビデオサーバを有機的に結合して、管理することや、ビデオコンテンツを分散蓄積することで、最大4TB(テラバイト)の映像データを格納した仮想ビデオサーバシステムを構築することが可能です。
当ソフトウェアは、当社と米国Starlight Networks社がデジタルビデオネットワーキングシステムにおいて技術提携を行い、開発を行ったものです。

「StarCast」を使用することにより、ビデオカメラで撮影した映像をエンコードしてLAN伝送路に流すことで、リアルタイムなデジタルビデオ放送を行うことが可能です。
また、放送を行ったデジタルビデオは、同時にStarWorksに蓄積することや、ビデオサーバに蓄積されたビデオコンテンツを「StarCast」で放送することも可能です。
このシステムを適用することにより、教室で教材の放送や、会議でのプレゼンテーションにビデオコンテンツを使用することができます。

【提供製品の価格と提供時期】

製品の特長
1) StarWorks for WindowsNTの特徴

2) StarWorks Stream Controller Option

3) StarCast

【用語説明】

*1:
MIB:Management Information Base)LANで広く使用されている管理プロトコルであるSNMPで管理する項目を、階層的に体系化した管理情報群を指す。
*2:
15/30/60/100MPC:データ転送能力(Mega bps)とクライアント種別(PC client)の意。
100MPC使用時MPEG1 1.5Mbpsのデータで最大66台のPCクライアントを接続可能。
*3:
MTP:Media Transport Protocol,データフロー制御型マルチメディア対応プロトコル
*4:
MTP/UDP/IP:MTPの通信パケットにUDP/IPのヘッダーを付加したプロトコル。
従来のMTPでは、一般のルータではルーティングできなかった欠点を改善し、IPネットワークでの適用に対応するもの。
*5:
ガード・バンド・ワイズ機構:StarWorksがWindowsNT Serverのマルチタスク環境で動作する場合にも、StarWorksに割り当てられるCPU時間割り当て幅を確保する機構。
これによりStarWorksが提供する毎秒30フレームの性能保証を実現している。
*6:
MPEG:動画像符号化に関する学識者の集まりである「Moving Picture coding ExpertGroupe」により策定された動画像情報や音声情報のデータ圧縮符号化および画像音声データの多重化の標準方式。毎秒30フレームの動画像に対応可能。
特にデジタル蓄積メディア(ex.CD-ROM)への適用を目的とした標準方式を「MPEG1」と称する。
他に、通信・放送・蓄積など広範囲なアプリケーションへの適用を目的とした標準化方式として「MPEG2」などがある。


-以上-

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