平成8年6月28日
(株)富士通東京システムズ

開発手法『QuiQpro』にもとづき、ツール製品・サービス商品を新発売

- クライアント/サーバ型業務システム開発の品質,生産性を向上 -

(株)富士通東京システムズ (社長 : 宮原 隆三、本社 : 東京都港区西新橋 3-25-33)は、クライアント/サーバ型業務システム開発の品質向上と生産性向上を目的とした開発手法『QuiQpro』(クイックプロ)を開発し、本開発手法にもとづくツール製品とサービス商品を、7月1日より販売開始いたします。

本開発手法は、富士通が平成7年3月に発表したsPdee(スピーディー)AAを基本コンセプトとし、Visual Basic (マイクロソフト社)を使った20〜100程度の画面帳票を持つクライアント/サーバ型業務システム開発において、システム開発の期間を短縮し、しかも品質、保守性を改善することができます。

QuiQproは以下の特徴を持っています。
設計情報をもとに、画面操作をプログラムレスで検証させるための実行機能があり、仕様確認を視覚的に行えます。(特許出願中)

  1. 設計CASEツールにより、設計ドキュメントが自動出力できます。
  2. 開発標準規約を用意しています。
  3. 設計情報を、製造工程に自動継承されるため、画面操作のプログラミングが不要となります。
  4. 設計作業、製造作業の役割が明確になります。
  5. 業務仕様の雛形プログラムと部品集を多数用意しています。

また、開発手法QuiQproをスムーズに導入していただくためのサービス商品 (体験セミナー、設計・製造サポート、クライアント/サーバ移行診断など)もあわせて用意しました。

[価 格]QuiQpro開発セット(ツール製品) 74万円/セット (税別)
[対応OS]Windows 3.1、Windows 95
[提供開始]平成8年7月
[販売目標]今後2年間で1000セット

今後は、ツール製品の品揃え,Power Builder等のサポート言語の拡大を予定しており、富士通東京システムズでは、自社で受託開発するクラサバ業務システムにQuiQproを全面適用していくとともに、当社の顧客である製造,流通業を中心とする中堅企業に照準を当てて、QuiQproを販売していく予定です。

[補足]

  1. QuiQproの製品体系と機能
    ツール製品
    - QuiQpro/AA : 開発標準規約,開発手順説明,雛形システム
    - QuiQpro/CASE : 項目管理,DB管理,入出力定義,コード管理,他CASE連携オプションなど
    - QuiQpro/Parts : Visual Basic開発キット,SQL部品,業務スケルトン雛形など

    サービス製品
    - 体験セミナー
    - 設計・製造サポート
    - クライアント/サーバ移行診断など

  2. sPdee(スピーディー)AAの概要
    100人月前後の基幹系クライアントサーバシステムの短期開発を実現する開発手法で、部門や個人向け情報系システムをターゲットとした当社のRAD手法(sPdee:スピーディ)と基幹系システム構築向けのデータ中心開発手法(AA:アプリケーション アーキテクチャ)を融合したものです。 sPdeeAAは以下の特徴を持ち、システム開発の期間を従来の1/2に短縮し、しかも品質を従来の3倍、保守性を3倍に改善することができます。
-以上-

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。