
平成8年6月18日
富士通株式会社
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インターネット/イントラネット対応等を強化したグループウェア「TeamWARE」を発売
当社はこのほど、マルチメディア時代のオフィスの生産性を強力に支援するグループウェア「TeamWARE」についてインターネット, イントラネット対応を中心に強化し6月18日より販売を開始いたします。
これにより、今までのE-MailとTeamMailの連携に加え、WebブラウザからTeamWARE Officeの利用とロータスノーツとのデータ交換等、TeamWAREを中核にしたインターネット/イントラネットシステムの構築が可能となります。また、その他各種機能の強化も行っております。
- 「TeamWARE」は、
- 1)グループウェアの基本機能「TeamWARE Office」
2)業務プロセスを改善する「TeamWARE Flow」
3)リアルタイム型デスクトップ会議「TeamWARE Conference」
4)ビデオ・オン・デマンドを実現する「TeamWARE Video」
5)ドキュメント・イメージング「TeamWARE Imaging」
の5つのカテゴリから構成され、今回は、TeamWARE Officeのインターネット/イントラネット対応を中心にオプションソフトウェアの提供と各種機能を強化しております。
【価 格】
- TeamWARE Office V2.2L23 25万円〜(税別)
- TeamOFFICE Web連携オプション 1万円 (税別)
- TeamOFFICE Lotus Notes連携オプション 29万8千円(税別)
【出荷時期】平成8年6月下旬から順次
【販売目標】96年度、5,000サーバ/60万クライアント(国内)
当社は、「TeamWARE」の中核である「TeamWARE Office」においては、英国ICLと共同開発し、17カ国語に対応、日本, ヨーロッパに加え全世界36カ国で販売しております。現在、世界市場で第3 位*,欧州市場で首位* の実績を持ち、平成5年11月発売以来、世界市場で80万クライアント(96年3末現在) 、国内市場で27万クライアント2700サーバ(96年5末現在)を出荷し、ご好評をいただいております。
(*出典:IDC.95.10)
「Team WARE」の強化点の詳細および特長
-TeamWARE Office(基本機能)
- 基本機能のレベルアップ V2.2L23の提供
NETMANAGE社製の通信ソフトChameleon TCP/IP for Windowsをサポートすることにより、通信負荷の軽減, コンベンショナルメモリを削減することが可能です。また、メール自動回送機能により、メールを指定したメンバーに自動回送でき、他のメールシステムのアドレスにも自動回送することが可能となりました。
- Webブラウザから利用が可能になるTeamOFFICE Web連携オプションの提供
TeamMail(電子メール)とインターネットとのメール交換(MIME ゲートウェイ)に加え、広く使用されているWebブラウザ(NetScape Navigator V 2.0)から「TeamWARE Office」のサービスを利用することが可能となります。これにより、外出先あるいは、自宅からでもインターネットユーザは、「TeamWARE Office」のTeamMail(電子メール),TeamLibrary(文書管理),TeamForum(電子掲示板)を利用することが可能です。
- ロータスノーツとのメール/データ交換が可能なTeamOFFICE Lotus Notes連携
オプションの提供
従来のTeamMail(電子メール)とロータスノーツとのメール交換に加えて、Team Fourm(電子掲示板) 内のメッセージとロータスノーツの掲示板データベース内のメッセージを、E-Mail環境を介して相互にデータの参照/書き込みが可能となりました。
-TeamWARE Flow(ワークフロー機能)
- 当社のUNIXサーバ(DS/90 7000シリーズ) をサポート。
- 当社の新データベースシステムSymfoWAREをサポート。
- 当社の高生産性4GL開発ツール「PowerAE」を使って、ワークフローアプリケーションを開発・実行することが可能。
- ワークフロー特有のアプリのサンプルに加え、新たに簡単な業務アプリのサンプルを提供することにより、実際の業務アプリを作成する際の雛形として利用が可能
-TeamWARE Imaging(ドキュメント・イメージング)
世界初の「文書名自動抽出機能」を標準搭載した新商品「ImageOFFICE V2.0」(96年5月29日発表)をTeamWARE Imagingとして提供いたします。
- 世界初の「文書名自動抽出機能」は、富士通研究所と共同開発した新技術で、読み取ったイメージデータから、任意の位置にある文書タイトルをソフトの判断により自動抽出する世界に先駆けた画期的な機能です。これにより、文書を電子ファイル化する際の工数が大幅に改善されます。
- 業界初のWindows 95の32ビット対応アプリとして、GUIが大幅に向上し、イメージ情報の登録・印刷作業中にMS-Word,MS-Excel等の別のアプリを使うことなども可能です。
- イメージング機能を全て標準搭載し、3万5千円の低価格で提供いたします。
-TeamWARE Video(ビデオ・オン・デマンド)
- 動画データの伝達で、ビデオサーバシステムの性能を従来の1.7倍に向上し、最大66台クライアントから同時(従来、最大40台クライアント)に、別々の映像を参照することが可能。
TeamWARE Conference(デスクトップ会議)
- LAN環境において世界で初めて、同時に最大8台でのビデオ会議を実現、さまざまな部門の人達が、一同に会して打合せを行うことが可能。
- NetScape Navigatorは、米国Netscape Communicationsの商標です。
- Windows は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- Windows NTは、米国Microsoft Corporationの商標です。
- MSは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- Lotus は、Lotus Development Corporationの登録商標です。
- TeamOFFICE,TeamMail,TeamLibrary,TeamForumは、英国International Computers limitedの商標です。
※TeamWAREは、6月26日(水)〜29日(土)幕張メッセで開催される「WINDOWS WORLD EXPO TOKYO 96」に出展いたします。