平成8年7月12日 富士通株式会社

富士通のフィリピン現地法人FCPPが操業を開始

このほど、当社のグループ企業であるフィリピンのファイル装置製造会社富士通コンピューター・プロダクツ・コーポレーション・オブ・ザ・フィリピンズ(FCPP)が操業を開始し、本日、ラモス比大統領を来賓として開所式典を開催し、当社の関澤社長も出席いたします。

FCPPは、MRヘッド搭載の最先端の3.5インチ大容量または中容量のハードディスク駆動装置(HDD)を生産いたします。

FCPPは平成9年3月までに月間30万台のHDDの生産を達成する予定です。将来的には, 月産100万台にまで生産能力を拡大し,約800億円以上に相当する製品をアメリカ、ヨーロッパ、日本、アジアに出荷していく計画です。
現在,FCPPには 1,000人以上の従業員が在籍しておりますが,その大多数が日本およびタイの関連工場で教育実習を受けております。

当社では日本、アメリカ、タイ、さらに現在建設中のベトナムを合わせたグローバルな開発,製造体制を整え,ファイル装置の分野で世界をリードしていきます。

*FCPPの概要

1. 社名 Fujitsu Computer Products Corporation of the Philippines
2. 社長 永峰 正昭
3. 資本金 991.5百万 Peso (約40億円:当社100%出資)
4. 設立 平成7年2月
5. 所在地 フィリピン ラグナ州カンルーバンカーメルレイ工業団地 カーメルレイ特別輸出加工区
6. 投資額 約200億円 (平成8年度累積見込)
7. 売上高 約440億円 (平成8年度見込)