富士通グループ統合レポート2016

富士通グループの概要

メッセージ

ビジネスモデル変革の進捗

6つの資本

1人的資本~デジタル革新をドライブするグローバルで多様な人的基盤~

富士通グループの最も重要な資本は「社員」です。特に「デジタル革新」が進展する中、AIやロボティクスなどの最先端のICTを活用したイノベーティブなサービス、新しいビジネスモデルの創出のためには、社員の創造性と協業が不可欠です。当社は成長の源泉である社員を起点に、組織や人材戦略、人事制度などの策定を進めています。

2知的資本

デジタル革新が急速に進展する今日、様々なプレイヤーの中で競争優位性を確立し、「ヒューマンセントリック・イノベーション」を実現するうえで、知的資本の重要性はこれまで以上に高まっています。富士通グループは、最先端の技術開発と新しいビジネスやサービスの創出を推進しながら、事業活動を支える知識・ノウハウといった知的資本の拡充に努めています。

3社会関係資本

富士通グループは、世界5位、日本最大のITサービス企業として、約17万社のお客様にサービスを提供し、米国フォーチュン誌において4年連続で「世界で最も称賛される企業」に選出されました。この顧客基盤や評価を支えるのが、高い技術力を背景に様々なステークホルダーとの間で構築してきた信頼です。当社はこうした信頼を「社会関係資本」と捉え、当社とステークホルダーをつなげるオープンイノベーションの活用やエコシステムの構築により、その強化に努めています。

4製造資本

クラウドの利用やIoTの普及によって、ネットワーク上で交わされるデータの種類・量が爆発的に拡大することが予想される中、その処理を行う物理的な施設についても、新時代にふさわしい機能の強化が求められています。当社グループは、世界約120カ所でデータセンターを運営するほか、グローバルデリバリーセンター(GDC)も拡充し、ICT企業の「製造資本」であるインフラへの投資を継続的に行っています。

5自然資本

富士通グループは、社会全体の化石燃料や鉱物資源の利用による自然資本への影響を抑え、その持続的な発展に貢献するとともに、自らの事業活動に伴う環境負荷低減に向けて「環境行動計画」を3年ごとに設定し、実行しています。2016年4月からスタートした「第8期環境行動計画」では、ICTサービスや省エネ製品の提供を通じて、お客様・社会の持続可能性に貢献するほか、長期的なゼロエミッションを目指し、バリューチェーン全体の温室効果ガス排出量削減に取り組んでいます。

6財務資本:CFOメッセージ

取締役 執行役員専務/CFO 塚野 英博

30年後の富士通のあるべき姿を実現するために、現在から2020年にかけてなすべき変革をやり切り、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指します。
取締役 執行役員専務/CFO
塚野 英博

コーポレートガバナンス

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