PRESS RELEASE (サーバ・ストレージ・ミドルウェア)
2019年4月3日
富士通株式会社
PCサーバ「PRIMERGY」の新モデルを販売開始
当社は、国内シェアNo.1のPCサーバ(注1)「FUJITSU Server PRIMERGY」シリーズにおいて、新モデル6機種を、4月3日より順次グローバルに販売開始します。
新モデルは、いずれも最新のインテル社製CPUおよびメモリを搭載しており、高性能が求められるシステム基盤の構築を実現し、お客様のデジタル革新を支えます。
本製品の特長
- 高性能と大容量メモリを必要とするシステム基盤構築を支援
新モデルの6機種は、いずれも最新のインテル社製CPU「第2世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー」を搭載し、1CPUあたり従来比 約15%の性能向上(注2)を実現します。また、不揮発性メモリ(注3)「インテル® Optane™ DC パーシステント・メモリー」を搭載し、ストレージ処理は従来比約3倍の高速化(注4)を実現します。
ラック型サーバの「PRIMERGY RX2530 M5」および「PRIMERGY RX2540 M5」は最大7.6TB(注5)まで、「PRIMERGY RX4770 M5」は最大15.3TB(注6)まで、サーバ1台あたりのメモリ容量を拡張でき、大容量メモリが求められる仮想化システムやインメモリデータベースにおけるデータ処理時間を短縮し、お客様の業務効率化を支援します。
- 集積密度と性能の両立によりハイパフォーマンスコンピューティング用途に最適
マルチノードサーバ「PRIMERGY CX2550 M5」、「PRIMERGY CX2560 M5」、「PRIMERGY CX2570 M5」の3機種は高集積密度による省スペースおよび高性能を実現するとともに、水冷技術にも対応(注7)することで、ハイパフォーマンスコンピューティングに最適な構成が可能です。「PRIMERGY CX2570 M5」にはGPUコンピューティングカードが搭載でき、大規模なAIシステムの構築に適しています。
なお、「PRIMERGY CX2550 M5」および「PRIMERGY CX2560 M5」は国立大学法人 東京大学情報基盤センター(注8)様の新スーパーコンピュータシステムに採用されており、2019年7月の稼働開始に向けて、システム構築中です。
マルチノード型サーバ「PRIMERGY CX2550 M5」搭載イメージ(背面) - 複雑なシステム構成での運用管理を効率化
お客様は、2019年4月より無償で利用可能(注9)な運用管理ソフトウェア「FUJITSU Software Infrastructure Manager Essential」を導入することで、サーバ・ストレージ・ネットワーク機器の監視やファームウェアの更新、カスタマイズ可能なダッシュボードなどの機能を利用でき、システム全体の効率的な運用管理が可能です。さらに、有償版の「FUJITSU Software Infrastructure Manager Advanced」を利用することで、サーバルームやデータセンターのフロア全体のラックや機器設置場所まで一目で分かるラック・フロアイメージ表示や、物理・仮想が混在したより複雑なサーバ構成でのネットワークの見える化など、お客様のサーバルーム全体の運用を一元管理しやすくなります。
希望小売価格、および提供開始時期
製品名 | 希望小売価格(税別) | 提供開始時期 |
---|---|---|
FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M5 | 45万600円より | 2019年5月上旬より |
FUJITSU Server PRIMERGY RX2540 M5 | 48万9600円より | 2019年5月下旬より |
FUJITSU Server PRIMERGY RX4770 M5 | 192万1700円より | 2019年4月下旬より |
FUJITSU Server PRIMERGY CX2550 M5 | 106万1400円より | 2019年4月下旬より |
FUJITSU Server PRIMERGY CX2560 M5 | 69万7400円より | 2019年4月下旬より |
商標について
Intel、インテル、Xeonは、米国およびその他の国における Intel Corporationの商標です。
その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 国内シェアNo.1のPCサーバ:
- 「FUJITSU Server PRIMERGY」シリーズを含む富士通のx86サーバはIT専門調査会社「IDC Japan」が実施した「IDC Quarterly Server Tracker, 2018Q4」において、2018年の国内x86サーバ市場の出荷額で3年連続シェアNo.1、台数でもシェアNo.1を獲得しており、国内で多くのお客様のICT環境を支えています
- 注2 従来比 約15%の性能向上:
- システム性能を評価するベンチマークである「SPEC CPU® 2017」において、一定時間に処理可能な整数演算および浮動小数点演算処理量(スループット)を示す指標である「SPECrate® 2017_int_base」および「SPECrate® 2017_fp_base」における、前世代の「インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー」の最高性能CPUを搭載したモデルとの比較
なお、上記の結果は2019年4月3日時点で、SPEC(The Standard Performance Evaluation Corporation)への提出を完了済
「SPEC CPU® 2017」の詳細については、www.spec.org/cpu2017 をご参照ください - 注3 不揮発性メモリ:
- サーバのメモリスロットに搭載可能なメモリモジュール形状で、高速なストレージ処理を実行でき、サーバの電源がオフになってもデータを保持できるメモリ
- 注4 従来比約3倍の高速化:
- 当社が実施した性能ベンチマークテストにおける、SAS SSD 単体と「インテル® Optane™ DC パーシステント・メモリー」単体との比較
- 注5 最大7.6TB:
- 「PRIMERGY RX2530 M5」、「PRIMERGY RX2540 M5」のメモリスロットに、128GBのメモリ(128GB 2933 LRDIMM)を12枚、512GBの「インテル® Optane™ DC パーシステント・メモリー」(512GB 2666 DCPMM)を12枚搭載した合計値
- 注6 最大15.3TB:
- 「PRIMERGY RX4770 M5」のメモリスロットに、128GBのメモリ(128GB 2933 LRDIMM)を24枚、512GBの「インテル® Optane™ DC パーシステント・メモリー」(512GB 2666 DCPMM)を24枚搭載した合計値
- 注7 水冷技術にも対応:
- 水冷モデルは「PRIMERGY CX2550 M5」、「PRIMERGY CX2570 M5」において選択可能
- 注8 国立大学法人 東京大学情報基盤センター:
- 所在地:東京都文京区、センター長:田浦 健次朗
- 注9 無償で利用可能:
- 当社ホームページより無償でダウンロードし、利用可能。ただし、製品に関する問い合わせなどサポートの提供には有償のSupportDesk契約が必要
関連リンク
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本件に関するお問い合わせ
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