PRESS RELEASE (事例)
2018年12月6日
富士通株式会社
アフラック様の「即時支払いサービス」にセキュアなオンライン認証サービスを導入
当社が提供する「FUJITSU IoT Solution 生体センサー認証ソリューション オンライン生体認証サービス(以下、オンライン生体認証サービス)」が、アフラック生命保険株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:古出 眞敏、以下、アフラック)様において2018年12月17日よりがん保険の一部の保障(注1)で開始する「即時支払いサービス」に採用されました。
アフラック様の「即時支払いサービス」では、生存確認の手段として新たに生体認証を導入することで、お客様へのがん保険の診断給付年金の迅速な支払いが可能となります。今回提供するFIDO(注2)に準拠した生体認証では、お客様が所有するスマートフォンなどの本人認証機能を使用することにより、少ない負担で生存確認手続きが可能です。アフラック様は、お客様の利便性を高めると同時に、強固なセキュリティのもと手続きが実現できます。
当社は、保険業界におけるサービス向上のため、保険とITを融合させたインシュアテック(注3)に貢献するとともに、オンライン生体認証サービスを、金融をはじめとする様々な業界に幅広く展開していきます。
オンライン生体認証サービスを採用したシステムの概要
当社は、アフラック様の「即時支払いサービス」において、FIDOを導入する際に必要となるサーバやソフトウェアおよびクライアント側の開発支援サービス、ならびにクラウド環境を提供します。
サービスイメージ図
当社の「オンライン生体認証サービス」により、アフラック様が新サービス向けに開発したアプリケーションへのログインおよび生存確認を、生体認証(指紋認証、顔認証)での本人認証により行うことができます。また、この生存確認においてはアフラック様がお客様の生体情報を保有せず、強固なセキュリティのもと診断給付年金の手続きが実現できます。
今後
当社は「オンライン生体認証サービス」を、本人認証などを必要とする様々なお客様に対し、新規格のFIDO2(注4)によるWebブラウザからの利用や認証デバイスの拡充など、新たな利用シーンも含めて提案し続け、ビジネスに貢献します。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 がん保険の一部の保障:
- がんと診断された後、生存を条件として一定期間お支払いする診断給付年金。対象商品は「アフラックのがん保険f(フォルテ)」「ご契約者のためのがん保険f(フォルテ)」「生きるためのがん保険Days」「生きるためのがん保険Daysプラス」。
- 注2 FIDO:
- "Fast IDentity Online"(素早いオンライン認証)の略で、新しい認証技術の一つ。FIDO Allianceが推奨する次世代オンライン認証の国際標準規格で、今後のオンライン認証のデファクトスタンダードとなることが見込まれる。利用者の保有するスマートフォンなどのモバイル端末を生体情報の読み取り機器として活用するため、新たな機器の用意が不要。生体情報は利用者の保有するモバイル端末に保持され、サービス事業者側では保有せず、また生体情報そのものを通信するのではなく、署名データのみを通信するため、生体情報を漏えいしないことが特長。
- 注3 インシュアテック:
- 保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語。保険会社が担当する保険の引き受け、保険商品販売・運用、保険金の支払いといった業務にテクノロジーを活用して、仕事の効率や収益性を高めたり、新しいサービスを創出したりすること。
- 注4 FIDO2:
- FIDO Allianceが策定するFIDOの新しい標準規格。FIDO2はWebブラウザでFIDOの処理を行うことが特徴。WebサービスをFIDO2に対応することで、Webブラウザから認証を行う事が可能となる。Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla FirefoxなどのWebブラウザが対応し、スマートフォンだけでなくパソコンなど利用範囲が広がる。
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
IoTソリューションお問い合わせ窓口
050-3116-7791
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始・当社指定の休業日を除く)
contact-iotsolution@cs.jp.fujitsu.com
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。