PRESS RELEASE (サービス)
2018年6月20日
富士通株式会社
ものづくりデジタルプレイス「COLMINA」におけるエッジ製品認定制度開始
IoTシステムの早期実現により、製造業のデジタル革新を加速
当社は、製造業における設計から製造および保守までのものづくりのあらゆる情報をつなげるデジタルプレイス「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA(コルミナ、以下、COLMINA)」の認定制度「COLMINA Ready Program」を立ち上げ、6月より本格運用を開始しました。
「COLMINA Ready Program」は、IoTシステムのエッジ領域製品となる製造現場の様々な機器やセンサー、ゲートウェイ、ソフトウェアなどに対して「COLMINA」との接続を検証済であることを認定する制度です。
本制度により認定された製品と「COLMINA」を組み合わせることで、製造現場の製造情報や稼働情報を取得する仕組みを迅速に構築できるため、高品質なIoTシステムを短期間で実現できます。
当社は今後、本制度の運用を通じて、IoTデータおよび業務アプリケーションデータを活用した新たなサービスを展開するため、パートナー様との連携をより一層強化していきます。
背景
製造業における競争力強化とイノベーションの実現に向け、IoTをはじめとしたデジタル技術活用の機運がますます高まっています。当社は、「COLMINA」の提供を通じて、ものづくりにおけるあらゆる情報をつなげる場を創出し、製造現場のデータと業務アプリケーションデータを連携して生産状況の可視化や故障予兆などを実現するIoTシステム構築を支援してきました。
一方で、実際に製造現場の情報を活用するためには、様々な設備や機器からのデータ取得が必要であり、開発や検証作業に時間と労力を要することが課題になっていました。
「COLMINA」全体イメージ
本制度の概要
「COLMINA Ready Program」は、IoTシステムのエッジ領域製品となる製造現場のセンサー、ゲートウェイ、ソフトウェアなどに対して「COLMINA」との接続を確認し、検証済であることを認定する制度です。
検証作業には、当社が用意する「COLMINA」の仕様書と検証環境を使い、対象製品と「COLMINA」の接続を構築しデータを検証します。当社技術者のサポートのもと一連の作業を実施することで、数週間から1か月程度で認定が完了し、WEBサイトで認定情報が掲載されます。
「COLMINA Ready Program」認定までの流れ
本制度によるお客様へのメリット
認定済の製品と「COLMINA」を組み合わせることで、開発・検証作業の時間と労力を抑えつつ短期間で製造現場における製造情報や設備稼働情報を取得する仕組みを構築でき、お客様の高品質なIoTシステムを実現できます。
今後について
当社は今後、本制度による認定製品を拡大し、2020年度末までに累計200機器の認定を目指します。
また、「COLMINA」を活用することで製造現場から取得するデータや業務データを活用した新たなサービスを創出するとともに、各パートナー様との連携をより一層強化していきます。
シュナイダーエレクトリックホールディングス株式会社様のコメント
シュナイダーエレクトリックとプログラマブル操作表示器(以下HMI)のブランドPro-faceでは、HMIおよびそのランタイムソフトウェアであるBLUEを、自動化設備、装置の操作表示用途だけでなく、エッジ端末としてOT(Operational Technology)情報を簡単かつ安全にクラウドサーバへ伝達できるようにすることを目指しております。今回、富士通様の「COLMINA Ready Program」に参画することで、BLUEが持つ国内外約800種類の各種産業機器の通信ドライバから得た様々な情報を、HMIを通じて富士通様が持つ豊富な見える化ソリューションで利用できるようになることを期待しております。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
- 製造業におけるつながるサービスを実現するものづくりデジタルプレイス「COLMINA」を販売開始(2017年5月9日プレスリリース)
- ものづくりデジタルプレイス「COLMINA」紹介サイト
- 「COLMINA Ready Program」紹介サイト
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン(総合窓口)
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