PRESS RELEASE
2018年3月9日
富士通株式会社
富士通(中国)信息系統有限公司
富士通、中国スマート製造市場の開拓に向け、上海儀電と合弁会社を設立
富士通(中国)信息系統有限公司(以下、FCH)は、中国のスマートシティーソリューションを提供する国有大手企業の上海儀電(集団)有限公司(以下、INESA)と、中国スマート製造ソリューションのプラットフォームおよびサービスを提供する共同出資会社「上海儀電智能科技有限公司(以下、儀電智能科技)」を本日設立しました。
グローバルにおいて、製造業は新たな国家競争力を向上するための重要な要素の1つであり、中国においても、製造業における競争力強化を目指す「中国製造2025 (注1)」に従い、スマート製造分野のイノベーションが推進されています。
両社は、スマート製造分野において、2015年から協業を開始し、2017年にはその枠組みを拡大し、スマート製造・スマートシティ等の分野における全面的な協業に合意しました。今回の共同出資会社の設立は、2社の中国スマート製造市場の開拓に向けた協業の新たなステージとして位置付けられます。
INESAが持つ80年を超える製造現場で培ったノウハウと、富士通が持つIoT、BigData、AIなどのICT技術を結びつけ、中国の製造業に向けトータルソリューションを提供し、お客様の製造の最適化、工場効率化、きめ細かい製造管理によるコスト削減を実現します。
さらに、スマート製造エコシステムの構築を通じて、中国におけるスマート製造分野の業界標準の確立と模範企業になることを目指し、「中国製造2025」の実現に貢献していきます。
新会社の概要
会社名 | 上海儀電智能科技有限公司 |
本社 | 上海市徐匯區田林路168号1号棟 |
資本金 | 3500万人民元(出資比率 INESA 51%、FCH 49%) |
事業内容 | 産業IoT化ソリューション、工場デジタル化ソリューション、スマート製造イノベーションプラットフォーム、および関連コンサルタントサービスを含めたトータルソリューションの提供 |
富士通株式会社 代表取締役社長 田中達也のコメント
この合弁会社の設立によって、富士通と上海儀電との協業は新しい段階に入り、2社の製造分野での協業をさらに強化することができました。両社は<中国製造2025>の中国国家戦略による中国スマート製造市場発展の機会を活かし、中国でのビジネス規模をさらに拡大していきます。中国製造業の発展と産業構造改革に貢献し、中国製造企業によりよいソリューションとサービスを提供していきます。
オープニングセレモニーの様子
ご挨拶する田中社長
以上
注釈
- 注1 中国製造2025:
- 中国国務院が2015年5月8日に発表した、同国の製造業の転換を目指す10年間の国家計画。本計画は、イノベーションや次世代ITの利用拡大、インテリジェント・マニュファクチャリング、産業基盤の統合、工業プロセスとシステムの統合、そして、強固でマルチレイヤーな人材育成基盤に重点をおく工業化への新たな道に中国を導くもので、量に注力した工業から、品質に強みを備えた工業へと転換を促進する。
関連リンク
- 富士通と上海儀電、「中国製造2025」に向け、「スマート製造プロジェクト」で協業(2016年10月5日プレスリリース)
本件に関するお問い合わせ
富士通株式会社
Asiaリージョン アジアビジネス推進室
03-6252-2544(直通)
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