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PRESS RELEASE (ITサービス・ソリューション・ソフトウェア)

2018年3月30日
富士通株式会社

バッテリーフリービーコン「PulsarGum」の機能強化版を販売開始

当社は、バッテリーフリービーコン「FUJITSU IoT Solution Battery-free Beacon PulsarGum(以下、PulsarGum; パルサーガム)」を機能強化し、3月30日より販売開始します。本製品は、株式会社富士通研究所(注1)の研究成果を活かし、従来品に比べて約10分の1の明るさでも動作可能であるため、照明を抑えた製造現場や施設の廊下、物流倉庫内などより幅広い現場での活用が期待できます。

本製品の提供を通じて、お客様の現場業務のさらなる改善を推進し、新たな価値の創造に貢献します。

背景

IoTの普及にともない、幅広い業種・業界でIoTデバイスの導入による業務革新の検討が進んでいます。IoTデバイスのひとつであるビーコンは、手軽に導入できるため広く利用されていますが、新たにお客様の業務環境に設置する際は、各ビーコンの電源の確保や設置作業の手間が大きな課題となっていました。

当社は、太陽電池により電池交換が不要かつ軽量で設置が容易なバッテリーフリービーコン「PulsarGum」を提供し、お客様の業務環境で活用されてきました。従来品は照明の近くでの利用を想定していましたが、製造現場や施設の廊下、物流倉庫など、照明の抑えられた現場でも利用したいといったお客様の声がありました。

本製品の特長

バッテリーフリービーコン「PulsarGum」が発する電波をスマートフォンなどで受信し、IoTデータ活用基盤サービス「FUJITSU Cloud Service K5 IoT Platform」へ連携します。その情報を分析することで、人や物の位置や動線の把握、生産性向上に向けた業務分析など、お客様の現場業務の改善活動を支援します。

活用イメージ
活用イメージ
拡大イメージ

  1. より幅広い現場での活用を実現

    デバイスに内蔵する太陽電池を小型化・多段化するとともに電源回路を改良し、従来品の約10分の1の明るさでの安定動作を実現しました。これにより、照明の抑えられた廊下や夜間の外灯近くなど、より幅広い現場で活用できるようになりました。

  2. 屋外での利用が可能

    デバイスの回路に保護機能を新たに搭載したことで、直射日光が当たり過大な電力が供給された際にも安定動作が可能となりました。これにより、屋外の構造物や設備などにも安心して設置できます。

主な仕様

外形  :  W19 × D72 × H3 mm
重量  :  約3g
無線周波数帯  :  2.4GHz Bluetooth Low Energy
動作照度  :  300LX
発信頻度  :  1回/1.28秒 (注2
無線出力  :  1mW [通信距離約10m]
ID  :  ucode
防水性  :  IPX-7相当

製品外観
製品外観



販売価格、および出荷時期

販売価格、および出荷時期
製品名 提供価格 出荷開始
FUJITSU IoT Solution Battery-free Beacon PulsarGum 個別見積 2018年4月末予定

販売目標

2020年度末までに15万枚(当社の決算期は3月末日です)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 株式会社富士通研究所:
本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 佐々木 繁
注2 発信頻度 1回/1.28秒:
照度300LX以下では間欠動作となります

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・当社指定の休業日を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。