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PRESS RELEASE

2018年2月26日
富士通株式会社

NTTドコモ様と5G商用サービスの開始をめざした基地局制御装置のハードウェア提供に合意

5G商用サービスの早期実現と複数通信方式に対応した柔軟なエリア構築を支援

当社は、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉澤和弘、以下 NTTドコモ)様と、2020年の第5世代移動通信方式(5G:注1)商用サービス開始に向け、商用化をめざした基地局制御装置のハードウェア提供に合意しました。

NTTドコモ様は、5G商用サービスのスムーズな展開のため、既存装置を活用した5Gネットワークの実現をめざしています。これに対応するため、当社は既存の3G(注2)/LTE/LTE-Advanced(注3)方式の基地局制御装置に対して、5Gに対応するための最小限のハードウェアの交換と、ソフトウェアの変更を行うことで3G/LTE/LTE-Advanced方式との同時運用による柔軟なエリア構築が可能な5Gネットワークの実現を支援します。

当社は、今回提供する基地局制御装置のハードウェアに加え、今後、当社の強みである、単一のハードウェアに対して異なる無線方式を実装可能とするSDR技術(注4)を用いて、既存の基地局制御装置のソフトウェアを機能拡張することで、現行のLTE/LTE-Advanced方式の通信速度を大幅に超える5G商用ネットワークの早期実現に貢献していきます。

図. 5Gに対応させる既存の基地局制御装置
図. 5Gに対応させる既存の基地局制御装置

当社は、NTTドコモ様とのパートナーシップを今後さらに強化し基地局制御装置の5G対応に向けて開発を加速させていくとともに、5Gを活用した様々なユースケースに対してデジタル技術を活用した共創(Digital Co-creation)ビジネスをグローバルに推進していくことで、お客様の価値創造に貢献していきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 5G:
3GPP 5th Generation NR(New Radio)方式の略称。当社を含む世界の主要な移動体通信関連会社などが加盟し、全世界での移動体通信の標準規格を策定するパートナーシッププロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、新たに規定される第5世代の移動体通信の標準規格。5G方式の標準規格は、既存のLTE/LTE-Advanced方式に対して高速化、大容量化、低遅延・高信頼化などの実現が合意されており、2017年12月にその標準仕様の初版策定が完了。
注2 3G:
3GPP 3rd Generation方式の略称。3GPPで規定された第3世代の移動体通信の標準規格。
注3 LTE/LTE-Advanced:
Long Term Evolution/Long Term Evolution-Advancedの略称。3GPPで規定された第4世代の移動体通信の標準規格。
注4 SDR技術:
Software Defined Radio技術の略称。ハードウェア上で動作するソフトウェアにより無線機能の実装や変更が可能な技術。

本件に関するお問い合わせ

ネットワークプロダクト事業本部
次世代ソリューション統括部
電話 044-280-9824


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。