PRESS RELEASE
2017年11月9日
Vietnam Posts and Telecommunications Group
富士通株式会社
Research Institute of Posts and Telecommunications
VNPTグループが建設するベトナムのデータセンター設計・構築・運用に関わる
コンサルティング業務を、富士通とRIPT社が受注
高信頼のTierⅢデータセンターで、ベトナムにおけるICT分野の発展に貢献
ベトナム最大手の通信事業者であるVietnam Posts and Telecommunications Group(以下、VNPTグループ)(注1)傘下で、ネットワークインフラ業界を牽引するVNPT Net Corporation(以下、VNPT Net社)(注2)が、ベトナム ハノイ市とホーチミン市の2か所に建設を予定しているデータセンターの設計から構築、運用に関わるコンサルティング業務を、富士通株式会社(以下、富士通)(注3)とResearch Institute of Posts and Telecommunications(以下、RIPT社)(注4)がこのたび受注しました。
VNPTグループは、堅牢かつ信頼性の高いTierⅢ(注5)データセンターを構築し、ベトナム国内外の企業に向けて様々なクラウドサービスを提供することで、ベトナムにおけるICT分野の発展に貢献します。
なお、本データセンターは各2,000ラック規模となり、2020年上期(1月~6月)にサービス展開する予定です。
背景
9,000万人を超える人口を抱えるベトナムでは、近年、インターネットやモバイル通信の普及が急速に進んでいるほか、海外企業の進出も増加しています。そのような現状を踏まえ、ベトナム政府は、2020年までにICTインフラの更なる整備を進め、国内外に向けて最先端のICTサービスを提供していくことを目標としています。
ベトナム最大手の通信事業者であるVNPTグループは、この目標を達成するため、堅牢性やセキュリティなど、高度な信頼性が保証されたTierⅢの認証を取得したデータセンターを、ハノイ市とホーチミン市の2か所に建設することを決定しました。本データセンターの建設において、グローバルでデータセンターを数多く構築・運用している富士通と、ベトナム国内におけるICT分野でのコンサルティング実績の豊富なRIPT社の共同提案(富士通のパートナーとして、データセンターのデザインおよびライフサイクルマネジメントにおいて高い専門性を有するSchneider Electric(注6)社がプロジェクトに参画)が総合的に評価され、このたび受注に至りました。
商談概要
VNPT Net社がハノイ市とホーチミン市の2か所に建設する、各2,000ラック規模のデータセンターにおいて、富士通とRIPT社は国際標準であるTierⅢ認証取得に向けて、以下の3フェーズにおいてコンサルティングを実施し、VNPT Net社、および現地で設計作業・建設作業に関わるハノイ市・ホーチミン市のベンダーをサポートします。
- Tier III Certification of Design Documents(設計に対するTierⅢ認証)
- Tier III Certification of Constructed Facility(建築設備に対するTierⅢ認証)
- Tier III Certification of Operational Sustainability(運用継続性に対するTierⅢ認証)
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 Vietnam Posts and Telecommunications Group:
- ベトナム最大手通信事業者。本社:ベトナム ハノイ市、President and CEO:Pham Duc Long
- 注2 VNPT Net Corporation:
- VNPTグループの子会社。本社:ベトナム ハノイ市、General Director:Nguyen Nam Long
- 注3 富士通株式会社:
- 本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也
- 注4 Research Institute of Posts and Telecommunications:
- ベトナム情報・通信省傘下であるPosts and Telecommunications Institute of Technology(PTIT)の子会社。本社:ベトナム ハノイ市、Director:Do Trong Dai
- 注5 TierⅢ:
- データセンターの品質を、付帯設備の冗長性などにより評価・格付けする、米国の民間団体Uptime Instituteが定めた基準。TierⅠからTierⅣまで4段階の評価レベルがあり、数値が大きいものほど品質が高いことを表す。
- 注6 Schneider Electric:
- 本社:フランス リュエイユ・マルメゾン、Chairman and CEO:Jean- Pascal Tricoire
本件に関するお問い合わせ
富士通株式会社
社会基盤ビジネス本部
社会基盤グローバルビジネス統括部
03-6252-2379(直通)
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。