PRESS RELEASE
2017年10月13日
富士通株式会社
シニア向けSNSを活用したマーケティングサービスを販売開始
資生堂様、北海道ガス様、ピップ様、小学館様が会員数約120万人の「らくらくコミュニティ」から得られたシニアに関するデータや知見を活かし、トライアルを実施
当社はこのたび、シニア向けビジネスを行う企業のマーケティングをトータルで支援する「FUJITSU IoT Solution(フジツウ アイオーティー ソリューション) らくコミュタイアップマーケティングサービス(以下、らくコミュタイアップマーケティングサービス)」を10月13日より販売開始します。
「らくコミュタイアップ」は、当社が提供する会員数約120万人(注1)を有する国内最大級のシニア向けコミュニティサービス「らくらくコミュニティ」において様々な企業からの商品情報や読み物コンテンツなどを提供するサービスです。
今回新たに提供する「らくコミュタイアップマーケティングサービス」は、当社が蓄積してきたシニアの興味関心に関するデータ、および「らくコミュタイアップ」から得られたシニアの行動に関するデータや知見をもとに、当社のデジタルマーケティングサービス「FUJITSU Intelligent Data Service Domo(フジツウ インテリジェント データ サービス ドーモ)」(注2)を活用しマーケティングからシニアユーザー傾向の比較分析、行動変容の評価まで一貫して提供できるサービスです。
新サービスは、提供開始に先駆け、株式会社資生堂(注3)(以下、資生堂)様、北海道瓦斯株式会社(注4)(以下、北海道ガス)様、ピップ株式会社(注5)(以下、ピップ)様、株式会社小学館(注6)(以下、小学館)様の4社とサービス化に向けたトライアルやサービスの検証を行っていただいています。
当社は、美容・健康、旅行、食品・飲料、住宅・住宅設備など、生活に密着した商品・サービスを提供する様々な業種のお客様のビジネスをトータルで支援するとともに、「らくらくコミュニティ」を通じてシニアユーザーと企業をつなぎ、シニアユーザーに対して趣味や楽しみの共有と、新しいライフスタイルを提案していくことで、双方に価値あるサービスを提供していきます。
背景
高齢化社会が進み、2020年には65歳以上の高齢者人口が約30%に達すると予測(注7)される中、多くの企業にとってシニア市場への期待が高まっており、シニア層のニーズに沿った商品・サービスの開発やマーケティングの重要性が増しています。しかし、マーケティングに関しては若年層に対してはSNSなどのリアルな声を活かした手法が可能である一方、シニア層に対しては従来のマスマーケティングが中心であり、デジタルデータを活用したシニアとのコミュニケーション手法の検討が企業にとって課題となっています。
これらの課題を解決するため、当社が2012年8月に開設した会員数約120万人を有する国内最大級のシニア向けコミュニティサービス「らくらくコミュニティ」において蓄積してきたデジタルデータや知見を当社のデジタルマーケティングソリューションと組み合わせることで、マーケティングからシニアユーザー傾向の比較分析、行動変容の評価まで一貫して提供する新しいマーケティングサービスを提供します。
本サービスの概要
- 基本サービス
- 期間限定の掲示板設置
「らくらくコミュニティ」内に3週間限定の掲示板を設置できます。会員に向けた特別企画などを実施できます。
- 「らくマガ」(読み物コンテンツ)の提供
「らくらくコミュニティ」内の読みものコーナー「らくマガ」に専用コーナーを4週間限定で設置できます。様々な商品・サービスに関する記事を掲載することで、商品理解を促進できます。
基本サービス導入においては、当社の専門スタッフが企画の設計から運用までシニアユーザーに適したコミュニケーションを支援します。
- 期間限定の掲示板設置
- 投稿促進サービス(オプション)
掲示板のテーマにまつわる投稿コンテストや、抽選などによる投稿者へのプレゼント企画など、掲示板や「らくマガ」への投稿・コメントを促進する施策を立案から実施までを当社で行い、より多くのシニアユーザーに興味関心を寄せていただくことができます。
- データ分析サービス(オプション)
当社のデジタルマーケティングサービス「FUJITSU Intelligent Data Service Domo」を活用し、掲示板や「らくマガ」で取得したデータと、企業の保有するデータとを組み合わせることで、興味を示した個人を特定しないシニアユーザー像の特徴や傾向、シニアユーザーの行動分析による傾向や比較、企業のWebサイトへアクセスした後の行動傾向などのデータ分析を実施します。
企業とのトライアル・実証について
新サービスの提供開始に先駆け、資生堂様、北海道ガス様、ピップ様、小学館様の4社と先行して「らくコミュタイアップマーケティングサービス」のトライアルやサービスの検証を行っていただいています。
- 資生堂様
「資生堂プリオール共同企画・メイクのお困りエピソード大募集」を3週間実施しました。また、資生堂プリオール公式アカウントとして情報発信を行うなど、シニアユーザーとの接点づくりに活用いただきました。
- 北海道ガス様
「北海道ガス共同企画・あったかい♪エピソード大募集」を3週間実施しました。これにより、北海道ガス様会員制Webサイト「TagTag」の認知拡大、およびWebサイト閲覧へのきっかけづくりに活用いただきました。
- ピップ様
「ピップ共同企画・肩コリ・腰痛・関節痛アイデアコンテスト」を3週間実施しました。新商品のアイデアをSNSで募集するとともに、「ピップエレキバン」の活用アイデア紹介や感想などユーザー間での「ピップエレキバン」にまつわるコミュニケーションの広がりの場として活用いただきました。
- 小学館様
小学館様発行の雑誌「サライ」の特集と連動した投稿企画「我が自慢の旅の俳句」を2週間実施しました。これにより、認知拡大に活用いただきました。
販売価格、および販売開始時期
サービス名 | 販売価格 | 販売開始時期 | |
---|---|---|---|
らくコミュタイアップ マーケティングサービス |
基本サービス | 300万円(税抜) | 2017年10月13日 |
投稿促進サービス (オプション) |
個別見積 | ||
データ分析サービス (オプション) |
個別見積 |
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 会員数約120万人:
- 2017年10月現在の登録者数。
- 注2 「FUJITSU Intelligent Data Service Domo」:
- 個別のシステムで管理・分析しているデータを一元管理し、あらゆる業務状況を可視化することで、最適なタイミングでのデータ活用を促進するクラウド型プラットフォーム。
- 注3 株式会社資生堂:
- 本社 東京都中央区、代表取締役執行役員社長 魚谷雅彦。
- 注4 北海道瓦斯株式会社:
- 本社 札幌市中央区、代表取締役社長 大槻博。
- 注5 ピップ株式会社:
- 本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 藤本久士。
- 注6 株式会社小学館:
- 本社 東京都千代田区、代表取締役社長 相賀昌宏。
- 注7 2020年には65歳以上の高齢者人口が約30%に達すると予測:
- 平成28年版高齢社会白書(全体版)
関連リンク
- 「らくらくコミュニティ」
- 「FUJITSU IoT Solution らくコミュタイアップマーケティングサービス」
- 「FUJITSU Intelligent Data Service Domo(ドーモ)」
- 「FUJITSU Digital Marketing Platform CX360」
本件に関するお問い合わせ
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