PRESS RELEASE
2017年8月31日
富士通株式会社
株式会社富士通マーケティング
柔軟性と高性能を合わせ持つ経営管理クラウドサービス
「GLOVIA SUMMITクラウド」を販売開始
経理財務部門の働き方改革を支援し、迅速なグループ経営管理を実現
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下 富士通)と株式会社富士通マーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤田正美、以下 富士通マーケティング)は、大手・準大手企業向けのグループ経営管理ソリューション「GLOVIA SUMMIT(グロービア サミット)」シリーズに、経営管理クラウドサービス「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA SUMMIT クラウド」(以下、「GLOVIA SUMMIT クラウド」)を追加し、8月31日より販売を開始します。
「GLOVIA SUMMITクラウド」は、同シリーズの標準機能をSaaSとして利用できるほか、PaaSとしてAPIやインターフェースなどを活用し、お客様ごとの業務要件に対応したアドオン・カスタマイズを実現します。また、高性能・高品質な富士通のパブリッククラウドにお客様専有の領域を割り当て、専用の通信回線や暗号化された通信経路上でのデータ通信により、安定したパフォーマンスと高度なセキュリティを備え、オンプレミス版の約3倍のバッチ登録性能を実現しています。
富士通グループは、今後も「GLOVIA SUMMIT」シリーズのラインナップ拡充およびサービス強化を図り、お客様の課題解決に貢献します。
背景
近年、大手・準大手企業の経理財務部門においては、法制度や会計基準変更の影響で業務量が増加傾向にあることに加えて、企業におけるグループ経営管理の重要性が高まり、決算早期化やビジネスの意思決定に必要な情報を迅速に経営層へ提供することが求められています。一方で、従業員の多様性による働き方改革のニーズも高まり、業務の効率化による経理財務部門の負荷軽減が求められてきています。
そのような中、企業のシステム導入においては、クラウドファーストの考え方が浸透し、資本金50億以上の企業のうち79.2%が自社で何らかのクラウドサービスを利用しているとの調査結果が出ています。(出典:「平成28年版情報通信白書」総務省)
しかしながら、パブリック型のクラウドサービスは、業務要件に合わせたカスタマイズができない、決算時期などの業務繁忙期におけるサーバ負荷の増大により業務処理が低下するなどの課題があり、オンプレミスからクラウドサービスへの移行を躊躇する企業もあります。
そこで、富士通グループでは、これらの業務課題とクラウドサービスの課題を解決すべく、柔軟性と高性能を合わせ持つ経営管理クラウドサービス「GLOVIA SUMMITクラウド」を提供します。
「GLOVIA SUMMITクラウド」の特長
「GLOVIA SUMMIT クラウド」は、オンプレミスで提供してきた「GLOVIA SUMMIT」シリーズをSaaSとして提供します。また、 富士通の社内実践によるノウハウをベースとしたAPIやインターフェースなどの開発部品をPaaSとして提供することで、お客様ごとの業務要件に合わせた柔軟なアドオン・カスタマイズを可能とし、パブリッククラウドの一部をお客様専有のプライベートクラウド環境として割り当てることで、安定したパフォーマンスを実現します。
図1:「GLOVIA SUMMIT クラウド」のラインナップ
図2:「GLOVIA SUMMIT クラウド」の構成イメージ
- お客様の業務要件に対応した柔軟なグループ経営管理を実現
経理財務部門の現行システムからクラウド環境への移行や、業務要件に応じた機能追加などに対応すべく、お客様ごとの独立したシングルテナント構成とし、APIやインターフェースなどの開発部品を活用したアドオン・カスタマイズの構築を可能とし、柔軟なグループ経営管理を実現します。
- パブリッククラウド内にプライベートな仮想環境を割り当て、オンプレミスの約3倍のバッチ登録性能を発揮
高性能・高品質な富士通のパブリッククラウドに、お客様専有のプライベートクラウド領域を割り当てることで、オンプレミス版の約3倍のバッチ登録性能を実現しています。また、パブリッククラウドのスケールメリットを活かし、業務負荷に応じたタイムリーなスケールアップ・スケールアウトにも対応します。
- サービスの利用頻度・負荷状態の可視化など業務効率化に向けた付加価値サービスを提供
「GLOVIA SUMMIT クラウド」の基本サービスとして、法制度・会計基準などの制度改正対応や日々の運用作業をサポートし、お客様のシステムの運用・保守にかかる負担やコストを軽減します。また、お客様のサービス利用の負荷状態を可視化する「パフォーマンスレポート」や、各機能・サービスの利用頻度を可視化する「業務監視レポート」を提供することで、経理財務業務の平準化や「GLOVIA SUMMIT」のサービス機能の使いこなし強化など業務の高度化を支援します。
販売価格および販売時期
サービス名 | 価格(税抜) | 販売時期 |
---|---|---|
GLOVIA SUMMIT GM クラウド | 月額 50万円~ | 2017年8月31日 |
GLOVIA SUMMIT FM クラウド | 月額 50万円~ | |
GLOVIA SUMMIT MI クラウド | 月額 30万円~ |
販売目標
2020年度までに「GLOVIA SUMMITクラウド」で約100社
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
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