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PRESS RELEASE

2017年4月12日
富士通株式会社

(本資料は、Fujitsu Asia、ConnectedLife Pte Ltd.が発行したプレスリリースの抄訳です。)

ConnectedLife様、クラウドベースのIoT高齢者ケアプラットフォームに
富士通のIoTソリューションを採用

[シンガポール, 2017年3月] Fujitsu Asia(以下、富士通)は、高齢化が加速するグローバル社会の課題解決に取り組むシンガポールのウェルネスおよびヘルスケア企業のConnectedLife(本社:シンガポール、Chairman:Daryl Arnold)様が提供する高齢者の自立した生活を支援するクラウドサービスに、富士通のデジタルビジネス・プラットフォーム「MetaArc」(注1)で提供されているIoTソリューション「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE 居住者の見守りソューション(以下、居住者の見守りソューション)」が採用されたことを発表いたしました。

アジア全体で人口の高齢化が進むにつれ、独居高齢者の数も増加しています。シンガポールでは、単身世帯の3分の1が65歳以上の高齢者で、また、同居の家族がいる場合でも、家族が働きに出ているため一日のほとんどを高齢者が一人で過ごしているといったデータがあります。IoT向けの独自技術とアプリケーションを開発するConnectedLife様が提供するサービスは、高齢者のプライバシーを保ちつつ、家族とのより良いつながりを支援します。富士通の「居住者の見守りソリューション」を組み込んだConnectedLife様のサービスは、家族に安心を提供するとともに一人暮らしの高齢者の安全な生活を支援します。

富士通の「居住者の見守りソューション」が、ConnectedLife様のsleep wellness and bedroom safety moduleに組み込まれることで、高齢者の自立した生活を支援する高度なサービスを強化します。「居住者の見守りソューション」は、信頼性と性能に優れたセンサーと、人の状態を分析する富士通独自のセンサーアルゴリズムで構成されます。人の動きや生活音などの収集されたデータは、Microsoft Azure上のセンサーアルゴリズムで分析、これにより高齢者の通常の状態を把握し、普段と異なる状態であることに気づくことができます。

ConnectedLife様のサービスを受ける個人の利用者は、例えば、転倒の可能性がある大きな音や、咳やいびき、温湿度といった環境要因など、睡眠の質に影響を与える情報をリアルタイムに受けとることができます。ウェアラブルやスマートフォン、ウェブアプリと連携する機能により、家族や専用のコールセンターに向けてアラートを通知することもできます。また、デバイスには、利用者が専門機関への緊急サービスの依頼や家族への緊急連絡をするための緊急通話ボタンも備えています。

富士通シンガポール CEO、Wong Heng Chew氏のコメント

富士通とConnectedLife様は、様々な課題に対する効果的なソリューションを開発するビジョンを共有しています。富士通はヒューマンセントリックなIoTの提供に注力しています。同様にConnectedLife様はユーザーセントリックであり、製品化に向け多くの事前検証を行い、ユーザーからのフィードバックにも真剣に対応しています。富士通は、高齢者とその家族の生活の質を改善するConnectedLife様の取り組みを支援できることを喜ばしく思っています。富士通は、優れたセンサーアルゴリズムによってIoTの提供価値を向上させる一方で、今後もヒューマンセントリック・イノベーションの実現に向けてパートナーと協業できる機会を広げて参ります。

ConnectedLife CEO David Ng氏のコメント

ConnectedLifeは、グローバルな高齢化社会のために、自立した生活や慢性疾患の管理、整形外科的症状やパーキンソン病における生活機能の補助ケアといった、高度なソリューションを開発しています。富士通のIoTソリューションとの連携により、日々の生活や健康全体に影響を与える高齢者の睡眠の質について、より深い洞察を得ることが可能となります。また、デバイスに搭載された緊急ボタンとスピーカーシステムは、ケアを受ける利用者に大きな安心を与えるとともに、必要に応じてConnectedLife がAIアシスタントサービスを高齢者に提供します。ConnectedLifeは富士通との提携を喜ばしく思っており、最適なソリューションの提供を可能にする共同イノベーションに期待しています。

新しいサービスは、シンガポールでの6か月間のトライアルを経て、2017年4月から個人の高齢者とその家族向けに提供されます。同サービスは、2017年7月にオーストラリアでも開始する計画で、その後は欧州での開始も予定しています。ConnectedLife様は、サービスを展開する対象国において65歳以上の単身世帯の70%以上のシェア獲得を目標としています。

ConnectedLifeについて

ConnectedLifeとその姉妹企業であるSilverline Mobile Pte Ltdは、高齢化が加速するグローバル社会のニーズに対応するためにIoT向けの独自技術とアプリケーションを開発するウェルネスおよびヘルスケア企業です。ConnectedLifeはシンガポールに本社を構え、Silverlineを介して、糖尿病や高血圧症といった慢性疾患の管理や、整形外科的症状やパーキンソン病における客観的な症状の測定と生活機能の補助ケアのためのアプリやソリューションを提供することで、高齢者の自立した生活を支援しています。富士通のIoTソリューションである「居住者の見守りソリューション」をはじめ、フルレンジのセンサーやデバイス、ウェアラブル、そして最先端技術であるIntelホームゲイトウェイは、先進のデータ・アナリティクスや予測モデリングを提供するために、ストリーミングアナリティクスや機械学習、AIアシスタント機能へのアクセスを提供するMicrosoft Azure上にあるConnectedLifeのクラウドにつながっています。ConnectedLifeのクラウドは、サービスを提供するあらゆるロケーションにおいて、厳しい規制要件に準拠するセキュリティ・プロトコルを採用しています。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 MetaArc:
クラウド、モバイル、ビッグデータ、IoT、AIなどの最先端技術と、富士通SEの知見ノウハウを融合したデジタルビジネス・プラットフォーム。

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