PRESS RELEASE (サービス)
2016年11月9日
富士通株式会社
健康保険組合と企業が健康情報を共同利用できるクラウドサービスを販売開始
適切な保険指導が可能となり予防医療の促進に貢献
当社は、健康保険組合と企業がそれぞれ保有する健康情報を一元管理できる機能をオプション追加した健康情報基盤サービス「FUJITSU ヘルスケアソリューション 健康情報 統合 FR」(以下、「健康情報 統合 FR」)を11月9日に販売開始します。
本サービスは、従来、健康保険組合と企業が別々に管理してきた、健康保険組合が保有する保険加入者としての人間ドックや外来受診のデータと、企業が保有する従業員としての健康診断や勤労データをクラウド上で連携させ、統合的な健康情報の管理を可能にします。レセプトや健診結果などの情報は秘匿化された上で、健康保険組合と企業はこれらのデータを複合的に分析でき、その企業の従業員の健康状況の傾向などが把握できるようになります。これにより、健康保険組合は、新たな保険のメニューを作るなど保険事業運営に活用することができ、企業は、従業員への最適な保健指導などに活かすことで健康経営を実践することができます。
当社は、本サービスにより、予防医療や健康増進活動の促進に貢献していきます。
背景
近年、健康を維持・増進するための予防医療が注目され、2015年度には、国による方針として、健康保険組合などが保有する健康情報を活用し、保険加入者の健康づくりや疾病予防、重症化予防につなげるデータヘルス計画が開始されました。その計画と連携するコラボヘルスとして、企業においても従業員の健康保持・増進に主体的かつ積極的に関与し、健康経営を促進することが求められています。
当社は、2012年より、健康保険組合向けに、保険加入者の健康情報を管理するサービスとして「健康情報 統合 FR」を提供してきました。今回、企業が所有する健康情報との連携機能などをオプションで追加し、特にニーズの高い単一健保(注1)と企業を中心に提供することで、予防医療に向けたデータ活用を促進していきます。
本サービスの特長
図. 「健康情報 統合 FR」イメージ
拡大イメージ
- 健康情報の一元管理を実現
健康保険組合が管理する人間ドックや外来受診のデータと、企業が管理する健康診断や勤労データをクラウド上にて連携させ、一元管理します。加えて、本人の日々の歩数や体重、血圧といったバイタルデータも集約できます。これらのデータを分析することで、生活習慣病予備軍や重症化予防対象者を抽出することなどが可能となり、企業は従業員に適切な健康管理や健康増進活動などの保健指導が行えます。
- 企業向けに健康増進支援機能を搭載
企業のスタッフ向け機能として、人間ドックや健康診断の結果の内容により選定された、保健指導や重症化予防の対象者に対し、指導の予約日時や指導状況の管理を行う機能を搭載しています。これにより、従業員は、自席のパソコン端末で健康診断の予約や健康診断結果の確認などが行うことができます。また、「健康情報 統合 FR」は、ウォーキングラリーや健康活動を数値化する健康ポイントなどのアプリケーション、センサー機能つき体重計とのデータ連携機能を実装しており、従業員は指導にもとづいた日々の健康増進の活動を手軽に行うことができます。
販売価格、および提供時期
サービス名 | 販売価格(税別)(注) | 提供時期 | |
---|---|---|---|
「FUJITSU ヘルスケアソリューション 健康情報 統合 FR」 | 健康情報基盤サービス(本体) | 月額10万円から | 11月10日 |
連携サービス(オプション) | 月額7万2,000円から |
(注)管理人数によって価格は異なります。
販売目標
2020年度末までに売上5億円(当社の決算期は3月末日です。)
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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