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PRESS RELEASE

2016年10月14日
富士通株式会社
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ

エンドポイントのセキュリティ対策を強化する「マルウェア侵入経路追跡サービス」を提供開始

エンドポイントまで包括した機器監視を代行し、お客様のCSIRT運用を支援

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下、富士通)と株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:林恒雄、以下、富士通SSL)は、お客様のエンドポイント(注1)を対象としたセキュリティ対策を強化する「マルウェア侵入経路追跡サービス」を本日より提供開始します。

本サービスは、未知のマルウェアの悪意ある構造やふるまいを検出し、攻撃から防御できるソフトウェア「FFR yarai」(注2)とマルウェアの侵入経路を追跡できるソフトウェア「SML」(注3)の導入から運用、監視、セキュリティ対策の改善案の提出までを一括して提供するものです。

本サービスを利用することで、お客様は、エンドポイントのセキュリティ対策を強化し、自社での対応が難しい運用や監視などの負担を軽減できます。

富士通と富士通SSLは、ネットワークだけでなくエンドポイントも含めたセキュリティ対策を包括的に提供し、お客様のCSIRT(注4)運用を支援します。

背景

近年、個人情報の搾取を狙った標的型攻撃の脅威が急増しており、多様化する手口に対し多角的な対策が必要とされています。企業においても、標的型メールによる攻撃や悪意のあるWebサイトへのアクセスなどの被害が増加しており、エンドポイントのセキュリティ対策の強化を課題とするお客様も少なくありません。しかし、多層なセキュリティ対策はシステム運用の負荷が高くなるほか、CSIRTを有する企業においても、サイバー攻撃の監視や分析などを行うセキュリティアナリストの不足により、有事の際の対処完了までに膨大な時間を要するなど現場での課題も多く、適切な運用体制の構築が急務となっています。

このような課題に対応するため、富士通と富士通SSLは、エンドポイントのセキュリティ対策を検討されているお客様に向け、「マルウェア侵入経路追跡サービス」を提供します。

なお、11月11日(金曜日)、THE GRAND HALL(東京都港区)で開催する「富士通SSLソリューションフォーラム2016」にて、本サービスをデモ形式で展示します。

「マルウェア侵入経路追跡サービス」について

お客様のシステム上で、エンドポイントの標的型攻撃対策ツール国内トップシェア(注5)の「FFR yarai」とマルウェア侵入経路追跡ソフトウェア「SML」を連携させ、エンドポイントのサイバー攻撃の監視から、受けた攻撃の分析結果報告までを行うサービスです。

「FFR yarai」が未知のマルウェアやアプリケーションの脆弱性をついた攻撃からエンドポイントをリアルタイムに防御することで被害の発生・拡大を抑えつつ、エンドポイントの動作ログを「SML」で収集・分析し、受けたサイバー攻撃の侵入経路や拡散状況を特定します。さらに、「SML」のログ情報を富士通SSLのSOC(注6)で蓄積しているインテリジェンス情報(世界中から収集される脅威情報や日々発見される脆弱性情報)と照合し、調査結果の報告と包括的な改善案をスピーディに提案します。

図1.マルウェア検出時の対処手順
図1.マルウェア検出時の対処手順
拡大イメージ

販売価格および提供時期

販売価格および提供時期
サービス名 販売価格(税別) 提供時期
「マルウェア侵入経路追跡サービス」 エンドポイントの機器1,000台で月額80万円~
※ツールライセンスが別途必要です。
10月14日より

販売目標

今後2年間で売上10億円

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 エンドポイント:
通信回線やネットワークの末端に接続されたコンピュータや情報機器。
注2 FFR yarai:
株式会社FFRI(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鵜飼裕司)が開発。
注3 SML(Security Management with Logging):
キヤノン電子株式会社(本社:埼玉県秩父市、代表取締役社長:酒巻久)が開発。
注4 CSIRT (Computer Security Incident Response Team):
コンピュータやネットワーク上で何らかの問題(主にセキュリティ上の問題)が起きていないかどうかを監視し、万が一問題が発生した場合にその原因解析や影響範囲の調査を行う組織。
注5 エンドポイント型の標的型攻撃対策ツールで国内トップシェア:
株式会社富士キメラ総研 「2015 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」による
注6 SOC (Security Operation Center):
セキュリティ製品・ネットワーク機器・サーバなどのログを監視・分析し、サイバー攻撃の検出・通知を行う組織。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社
統合商品戦略本部
セキュリティビジネス推進統括部
ビジネス推進部
電話 03-6441-0151(直通)

株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
商品お問合せ窓口
メール ssl-info@cs.jp.fujitsu.com


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