PRESS RELEASE
2016年9月27日
富士通株式会社
カレンシーポート株式会社
富士通とカレンシーポート、
「CEATEC JAPAN 2016」にてFINTECHスタンプラリーイベントを実施
LED情報伝達技術とブロックチェーン技術を活用し、仮想通貨利用の疑似体験を実施
背景
ブロックチェーン技術は、ネットワークに接続された複数のコンピュータが取引記録などを共有し、取引記録などの変更には複数人の認証が必要なことから悪意ある改ざんやサイバー攻撃に強く、近年、金融業界で大きな注目を集めています。FinTechを支える技術のひとつでもあり、また、ビットコインの仕組みの中核になっています。
今回、富士通とカレンシーポートは、「CEATEC JAPAN 2016」において、光を照射した対象物にスマートフォンをかざすことで対象物に紐づく情報を得られる富士通のLED情報伝達技術「FlowSign Light」と、カレンシーポートが開発したブロックチェーン活用プラットフォーム「Deals4」を組み合わせたスタンプラリープラットフォームを活用することで、仮想通貨の疑似的な利用体験が可能であるFINTECHスタンプラリーイベントを実施します。
概要
- 実施期間
2016年10月4日(火曜日)~10月7日(金曜日)
- 実施場所
「CEATEC JAPAN 2016」幕張メッセ会場 国際展示場ホール1~6
- FINTECHスタンプラリーイベント内容
来場者は、CEATEC公式FINTECHスタンプラリーサイトから、所有するスマートフォンに専用アプリケーションをインストールすることで簡単にイベントに参加できます。会場内に設置される7カ所のスポットにおいて、「FlowSign Light」の光が照射された対象物にアプリの画面をかざすことで、スタンプおよびそれに付随するポイントを取得することが可能です。集めたポイントはコインへ両替でき、コインを使って景品を購入できます。これにより、来場者は、ビットコインを現金化して商品を購入することを模した、疑似的な仮想通貨の利用を体験できます。また、コインに交換できずに余ったポイントは、募金を行っている支援団体などへ寄附ができます。
図1.FINTECHスタンプラリーイベントのイメージ
拡大イメージ
今後の展開
本イベントでのスタンプラリープラットフォームの活用を踏まえ、富士通とカレンシーポートは、今後、スポーツ・観光イベントなどでの応用を検討し、適用分野の拡大を図っていきます。
また、富士通は、金融を始めとした様々な専門領域への適用に向け、引き続き、堅牢なブロックチェーンプラットフォームの開発に取り組んでいきます。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 カレンシーポート株式会社:
- FINOLAB(FinTechスタートアップ企業を対象とした日本初のシェアオフィス)パートナー企業の一員であり、ブロックチェーン活用プラットフォームの研究開発を主軸とした、電子財布システム、資金決済・送金システム、外国為替両替システムなどを手掛ける。スタートアップ企業と富士通グループによる事業創出活動「MetaArcベンチャーコミュニティ」での活動成果を発展させて、富士通とのビジネス連携を検討している。
- 注2 FlowSign Light:
- スマートフォンなどのスマートデバイスを、LEDにID情報を埋め込んだ光を照射した対象物にかざすことで、対象物に紐づく情報を取得できる技術。本技術は、株式会社富士通研究所(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:佐々木繁)が開発。
- 注3 Deals4:
- 「価値の流通取引をもっと自由自在に」をキャッチコピーに、カレンシーポート社が開発した価値の発行、移転、交換などの取引契約、監査証跡を必要とする業務アプリ開発を支援するミドルウェア。
関連リンク
- CEATEC公式FINTECHスタンプラリーサイト
- 「LED情報伝達技術」FUJITSU JOURNALサイト
- 「Interop Tokyo 2016「Best of Show Award」の審査員特別賞を受賞」(2016年6月9日プレスリリース)
- MetaArcベンチャーコミュニティ
- カレンシーポート公式サイト
- FINOLAB公式サイト
本件に関するお問い合わせ
富士通株式会社
ネットワークサービス事業本部
映像ネットワークサービス事業部
クロスデリバリプラットフォーム部
03-6424-6268(直通)
xdn-ipvideo-sales@ml.css.fujitsu.com
カレンシーポート株式会社
03-4540-2888(代表)
sales@ccyport.com
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