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PRESS RELEASE (サービス)

2016年5月12日
富士通株式会社

新たな事業の創出を支援する、共創サービスを体系化

当社は、スマートデバイス、IoT、ビッグデータなどの先進的なICT活用により、お客様の新たな事業やサービスの創出を支援する共創サービスを体系化し、5月12日より、順次、提供を開始します。

本サービスは、昨年発表した当社のインテグレーションコンセプト「FUJITSU Knowledge Integration(フジツウ ナレッジ インテグレーション)」を具現化するものです。当社がこれまでに実施してきたサービスインテグレーションやハッカソンなどの豊富な実績を活かし、ハッカソン、デザイン思考(注1)などのアイデア創出を支援する共創プログラムやリーンスタートアップ実践プログラム、およびクラウドソーシングサービスのような新しい事業の実装に向けたサービスを体系化して提供します。

また、東京都大田区の富士通ソリューションスクエア内に、当社SEとお客様とのハッカソン、アイデアソン、ワークショップなどを実施する共創の場、「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY(フジツウ ナレッジ インテグレーション ベース プライ)」を5月23日に開設します。

当社は、先進的なICT技術を活用した新しい事業やサービスの創出には、当社だけではなく、お客様の事業部門、企画部門、情報システム部門、利用者までが共に新しい価値をつくりあげていく一連のプロセスが重要と考え、本サービスの提供を開始します。

背景

デジタルテクノロジーの進化により、人々の生活スタイルが変わり、これを活用したより快適なサービスへのニーズが高まっています。目まぐるしく変化する外部環境やユーザーニーズに適合したサービスをスピーディーに提供していくためには、ユーザーやお客様の潜在的な欲求やITベンダーの持つICTの活用ノウハウを連携させ、企画・開発を行っていく共創が効果的であると考えられています。また、外部環境の変化が激しいため、従来のようにビジネスプランや仕様を練り上げて実行に移すのではなく、サービスの試行と実践を繰り返して、素早く軌道修正していくことが求められています。

当社はこれまで、様々な業種・業務において、SoR(注2)領域を高い信頼性で支えながら、率先してハッカソンやアイデアソンなどによる地域や学生などとの共創に取り組み、SoE(注3)領域のソリューションの提供にも注力してきました。今回、共創サービスを体系化し、お客様の新たな価値の創出に貢献していきます。

共創サービスについて

共創のプロセスである、情報収集・問題発見、アイデア創出、サービスの実装に沿って、以下の新しいプログラムとサービスの提供を開始します。

  1. サービスプログラム
    • ハッカソンチャレンジプログラム(5月12日提供開始):

      着想のためのインプットから、アイデア創出、チーミング、プロトタイピング、フィードバックという一連のハッカソンのプロセスや効果的な共創活動のメソッドを短期間で体感できるプログラム。このプログラムではアイデア創出や発想の転換を促すメソッドを提供し、新規事業のアイデアを素早く見つけたい、あるいは、共創人材を育てたいというお客様を支援します。

    • デザイン思考プログラム(5月12日提供開始):

      お客様と当社のSEが、フィールドワークやワークショップ、簡易プロトタイピングによるユーザービリティテストなどを通してアイデアのブラッシュアップを行うプログラム。当社のSEが参加することで、ユーザーに価値を感じてもらえるコンセプトやプロダクトアイデアの創出、あるいは自社目線ではなく、顧客目線に立ったアイデアの創出を支援します。

    • リーンスタートアップ実践プログラム(5月12日提供開始):

      リーンスタートアップ(注4)の考え方を学び、仮説→検証→判断によるアイデアブラッシュアップを繰り返すプログラム。リーンスタートアップの手法を活用し、新規事業アイデアの実現を支援します。

  2. サービス
    • クラウドソーシングサービス(5月下旬提供開始予定):

      お客様の要望や要件に最適なクラウドソーシング・プロバイダーを選定し、活用をサポートします。
      様々なソフトウェアやシステムを開発するクラウドソーシング・プロバイダーと連携し、世界中の知見を活用してアウトプット品質の確保を支援します。

  3. 「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」(5月23日開設)

    異業種企業や地域の方々との連携により、アイデアを生み出す、オープンイノベーションの場として、「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」を富士通ソリューションスクエア(東京・大田区)に開設します。この場を利用し、アイデアソンやハッカソンなどの共創活動や、国内外のICTや業種・業務のトレンドなどの共有、お客様同士のマッチング促進などの多様な機会を提供します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 デザイン思考:
現場での観察・体験から、テーマやアイデアを発想し、コンセプトを固め、さらに、プロトタイプをユーザーに使ってもらうことで、有効性を検証していく考え方。
注2 SoR:
Systems of Recordの略。企業内のデータを記録し、業務処理を行う従来型の業務システム。
注3 SoE:
Systems of Engagementの略。ビジネスプロセス改革や新ビジネス創造などのデジタル革新を実現するシステム。
注4 リーンスタートアップ:
仮説、構築、検証、修正を迅速に繰り返し、素早く改良を続けていく事業開発手法。

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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