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PRESS RELEASE （導入事例）

2016年4月4日
富士通株式会社

スタンレー電気様の全世界主要27工場の電力量削減を支援

各工場の電力使用量をビッグデータ集約し、環境経営ダッシュボードで可視化する仕組みを構築

背景

スタンレー電気様は、環境長期経営計画で温室効果ガス排出量削減目標を掲げ、工場や事務所などグループ会社を含む国内・海外全拠点でエネルギー削減活動を積極的に進めています。そのため、スタンレー電気様では、目標達成に向けて、従来のように拠点担当者だけが数値を把握し対策を考えるのではなく、全社員が改善活動に取り組むことや、電力消費の実績把握を週や月単位ではなく、日や時間でとらえることで早期に対策を打つことができる仕組みづくりを検討してきました。特に工場においては、工場間で情報共有を行い、成果を上げた対策を積極的に他工場に展開することで、大幅な電力消費削減につながると期待されていました。

これらのニーズに対し、今回、当社は、スタンレー電気様の主要な27工場に対し、社員全員が電力消費のリアルタイムな実態や省エネ目標の達成状況、工場間での比較など、様々な切り口で見える化できるシステムを構築しました。

システムの特長

1．工場ごとの電力使用状況を様々な切り口でビジュアルに表現

今回、リアルタイム・日・月と様々な時間軸で、電力使用状況や目標達成状況を、工場単位もしくは全工場単位で見ることが可能です。これらの情報を直感的に把握できるよう、地図上に各工場をマッピングし、目標差異の状況を色別で表示したり、月次目標達成見込みの状況をグラフィカルにランキング表示します。また、ドリルダウン形式で世界地図および日本地図での全体の鳥瞰、工場ごとの詳細状況を把握することもできます。

2．様々な電力監視システムやセンサーに対応

各工場で独自に導入した様々なメーカーの電力監視システムやセンサーのデータを、環境経営ダッシュボードでは、インターフェースを変換し統一化したうえで、一ヶ所に集約することができます。これにより、各工場のデータを集約するシステムの構築を迅速に行え、工場からのデータを活用した取り組みをすぐにはじめることができます。

3．コミュニケーション機能の搭載

電力使用状況の変化や改善活動の進捗状況など、工場責任者から経営層や他工場に対し適宜報告および情報発信ができるように、自由にテキストメモを画面に掲載できるコミュニケーション機能を搭載しています。これにより、シームレスな意思疎通が可能となるとともに、各工場への水平展開による改善活動の加速化が期待できます。

今後の取り組み

本システム導入後、スタンレー電気様では、電力使用の見直しや改善施策の共有・水平展開などにより、各工場にて電力使用量の削減が進んでいます。

当社は、電力以外にも様々な運用課題の解決に向けた機能拡張が可能な「環境経営ダッシュボード」を活用し、製造コスト低減や納期厳守、歩留り低減や品質向上などの生産活動全般の改善につながる取り組みを支援してまいります。

商標について

記載されている社名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 主要27工場：

国内13工場、海外14工場。

関連リンク

• スタンレー電気株式会社
• 環境経営ダッシュボード

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