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PRESS RELEASE （導入事例）

2016年3月22日
富士通株式会社
富士通ネットワークソリューションズ株式会社

東京都様向け、
恩賜上野動物園・浜離宮恩賜庭園のガイドサービスシステムを構築

スマートデバイス用 庭園・動物園散策アプリ、Tokyo Parks Naviを無料で提供

背景

政府は、2020年までに訪日外国人3,000万人を目標としており、その達成に向け、国内における外国人受入環境の整備が重要とされています。

東京都様は、国内外からの来園者へのサービス向上を目的とし、本システムの導入を決定しました。

Tokyo Parks Naviの特長と効果

1. スポットの詳細情報を容易に取得

   
   NFCタグにタッチして表示されるガイドスポット情報

   浜離宮恩賜庭園のガイドスポット28カ所にはビーコンが設置されており、Tokyo Parks Naviを起動した状態でビーコンのあるスポットに近づくと、スマートデバイスにそのスポットの参考情報や、普段は公開していない建物内部の画像や江戸時代にどのように利用されていたかの説明などが自動で表示され、音声ガイドが流れます。

   恩賜上野動物園では124カ所に、各ガイドスポットの識別子が仕込まれたNFCタグとQRコードが設置されており、AndroidデバイスでNFCタグにタッチするか、iOSデバイスでQRコードを読み込むと、そのスポットの動物をクローズアップした動画や、知っているとさらに楽しくなる情報が表示され、音声ガイドが流れます。

2. 多言語に対応

   浜離宮恩賜庭園では日本語・英語・中国語（簡体字・繁体字）・韓国語・フランス語の5言語6種類、恩賜上野動物園では日本語・英語・中国語（繁体字）・韓国語の4言語のコンテンツが用意されており、利用者のスマートデバイスの言語設定に合わせたコンテンツがインストールされます。

   端末の設定言語が対応言語以外の場合は、英語に設定されます。

   
   
3. 情報配信による道案内機能やコンテンツの自動更新

   目的地のガイドスポットを選択してAR機能を起動し、スマートデバイスのカメラを周辺の風景にかざすと、目的地の方向を示すマークと目的地までの距離が風景画像に重畳表示されます。また、本システムは、スマートデバイスの位置情報を利用し、必要な人に必要な場所で情報を配信するFNETSのクラウドサービス「POSIGEO」を活用しており、Tokyo Parks Navi起動時にコンテンツが自動的に最新化されるため、利用者は常に最新の公園情報を得ることができます。

4. 現地での充実度をアップさせる機能を装備

   本システムには、スタンプラリーやクイズなど、利用者がより一層散策を楽しめるサービスを提供するための機能が装備されています。東京都様は、この機能を利用し、恩賜上野動物園で、指定されたガイドスポットのスタンプを全て集めると賞品がもらえるスタンプラリーを実施します。また、恩賜上野動物園のいくつかのガイドスポットの解説には、クイズが用意されており、答えを考えることで新しい発見をしたり、楽しんだりできるように工夫されています。

   さらに、本システムには、利用者が自分のお気に入りスポットや閲覧スポットを記録できる機能も装備されています。

スマートデバイスアプリ、Tokyo Parks Naviの入手方法

スマートデバイス（Android 4.0以上、iOS 8.0以上）に、「Google Play」、または「App Store」よりアプリを無料でダウンロードできます。2016年4月1日（金曜日）より、ダウンロード可能です。

• サービス利用にはインターネット接続が必要となります。通信料などは、利用者の負担となります。
• キャリア回線を持たない端末は、浜離宮恩賜庭園においてはサービスセンター前のFREE Wi-Fi & TOKYO、恩賜上野動物園においては総合案内所周辺のFREE Wi-Fi & TOKYOや、そのほかの無料Wi-Fiスポットなどでダウンロード可能です。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1  富士通ネットワークソリューションズ株式会社：

本社 神奈川県横浜市、代表取締役社長 岡平 司。

注2 AR技術：

ARとは、augmented realityの略で、拡張現実の意味。AR技術とは、人間の感覚（五感）で得られる情報（現実）にICTを利活用して得られるデジタル情報を重ね合わせ、人間の感覚を拡張・強化する技術。

関連リンク

• 「FUJITSU Ubiquitous Computing Service POSIGEO紹介サイト」

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