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PRESS RELEASE （サービス）

2016年2月2日
富士通株式会社

2GBを超える大容量データの変換を実現した「iCAD SX V7L5」を販売開始

設計工数の大幅削減や不具合箇所の確認作業の効率化を実現

「iCAD SX」は、部品点数が数万点以上にのぼる大型の生産設備や工作機械などの3次元設計を、高速で処理することができるソフトウェアです。機械装置業界では、世界的に厳しくなる市場競争に向けた迅速な製品投入や、複雑化する製品の開発力が大きな課題となっています。そのため、機械装置メーカーでは、今まで以上に設計工数の削減や設計品質の向上が求められています。

当社は、今回、このような課題を解決するために、従来は取り込むことのできなかった2GB以上の大容量データの変換処理を可能にしたほか、設計不具合箇所のチェック機能や検索機能を提供します。

「iCAD SX V7L5」の特長

1. 大規模データの変換処理性能を向上

   本製品では、データ変換する際のメモリ使用量を大幅削減したことにより、従来比約10倍のデータ容量でも変換を可能としました。これにより、別の3次元CADで作成された製品やそのまわりの装置、購入部品、過去のユニットなどの3次元モデルを取り込むことができ、すべてのデータを配置させた大規模装置データを素早く作成できます。

2. 設計不具合の大半を占める締結穴の確認機能の強化

   一般的な機械装置では10,000個以上の締結穴が存在し、穴の大きさや種類、配置位置のミスが設計不具合の大きな要因となっています。本製品では、大規模装置上にある穴の種類違いや止まり穴の貫通、穴漏れ箇所を自動で判別し、警告する機能を搭載しました。さらに、穴の種類ごとに色分けする面色付加機能や穴の置き換え機能により、設計途中に繰り返し行う確認や修正作業を容易に行うことができます。これにより、従来、個人の判断でばらつきが生じていた確認作業において、判断基準を標準化でき、設計品質の向上を実現します。

   
   図2. 締結穴の確認機能

3. 製造部門からのフィードバック情報を検索する機能の強化

   設計者は製造部門からの修正依頼に対し、膨大な3次元CADの図面の中から不具合箇所を探し出すことに多くの時間を費やしています。本製品では、製造部門が3次元CADのモデル内に入力した依頼内容の文字情報から、設計者は指摘された不具合箇所を瞬時に検索することができます。これにより、製造部門からの修正依頼を素早く反映させることができ、図面修正の工数削減を実現します。

販売価格、および提供時期

販売価格、および提供時期

製品名	販売価格(税別)	提供時期
「FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX V7L5」（機械設計CAD）	138万円から	2016年2月12日

販売目標

2016年度に13,000本（当社の決算期は3月末日です。）

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• iCAD SX紹介サイト

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