PRESS RELEASE (サービス)
2016年2月17日
富士通株式会社
お客様の業務データを教材とした実践的なデータサイエンティストの教育サービスを開始
当社のキュレーターが分析ノウハウを直接伝授し、8週間でデータサイエンティストを育成
当社は、ビッグデータの分析サービス「FUJITSU Intelligent Data Service データキュレーションサービス」(以下、データキュレーションサービス)を拡充し、当社の経験豊富なキュレーター(データサイエンティスト)が講師を担当する教育サービス「ビッグデータ活用実践講座」「ビッグデータ分析体験ワークショップ」の2つの講座を2月17日より提供します。
「ビッグデータ活用実践講座」は、企業内でビッグデータ活用を推進・運用できる人材を育成したいお客様向けに、お客様の業務データの規模や目指すデータサイエンティスト像に合わせてカスタマイズした標準8週間の教育サービスです。お客様の事業所内の環境にて、実際の業務データを教材として使用し、目標設定・データ可視化・加工・モデリングなどの一連のプロセスを学習できます。これにより、一般的なデータ分析関連の教育サービスに比べて、お客様業務に基づいた、より実践的な分析スキルを持つデータサイエンティストを企業内に育成できます。また、講座の中でお客様の業務データを分析して得られた結果は、実際に社内で活用することが可能です。
「ビッグデータ分析体験ワークショップ」は、ビッグデータの活用を検討中のお客様向けに、ビッグデータ分析を1日体験できる教育サービスです。ワークショップ後には、キュレーターとの個別相談会を開催し、お客様のデータ活用に関する具体的な取り組みについて提案します。
当社は、今後も「データキュレーションサービス」をさらに拡充させ、お客様のビッグデータ活用による業務改善や新しい価値創造に貢献していきます。
[関連リンク] データキュレーションサービス紹介サイト
図1.講座概要
背景
近年、企業内に蓄積されるデータ量が増大し、ビッグデータ活用に対する期待がより高まっています。それに伴い、企業内のデータサイエンティストを増やすことを目的とした、データ分析関連の教育サービスの提供が行われています。しかし、そのほとんどが基本的な分析知識の学習や、サンプルデータを使用した分析ツールの使い方の習得を中心とした内容のため、現場の実データを活用して新しいビジネスにつなげるための分析実践スキルが十分に身に付かないという課題があります。
当社では、2012年に「データキュレーションサービス」を提供して以来、お客様のビッグデータ活用の支援を通じて、ビッグデータ分析のための方法論を蓄積し進化させてきました。今回、当社のキュレーターが培った「データ起点型(注1)」の分析ノウハウを公開し、より実践的な教育サービスとして2つの講座の提供を開始します。
講座の概要
1. 「ビッグデータ活用実践講座」(8週間)
- 経験豊富なキュレーターが指導
第一線で活躍中の当社キュレーターが、目標設定・データ可視化・加工・モデリングなどの一連のプロセスの実践を通して、ビッグデータの分析方法を直接指導します。
- お客様の実際の業務データを教材として使用
実践的な分析スキルの習得のため、教材としてお客様が実際に保有しているデータを使用し、お客様の事業所内の環境にて講座を実施します。教育プランは、そのデータの内容と、お客様が目指すデータサイエンティスト像に合わせてカスタマイズします。また、講座内でお客様のデータを使用して作成した分析プログラムは、お客様に提供します。
- キュレーターの分析手法を体系化したテキストを提供
当社が「データキュレーションサービス」を通して、蓄積し進化させてきたビッグデータ分析のための方法論をまとめたテキストを提供します。本講座では、このテキストに沿って「データ起点型」のビッグデータ分析を実践します。
- 特定のソフトウェアに依存しない分析環境での実践
特定の環境に依存せずに導入可能なPython(注2)などの分析ツールを使用します。
図2.「ビッグデータ活用実践講座」スケジュール
2. 「ビッグデータ分析体験ワークショップ」(1日)
- 経験豊富なキュレーターによる講義
第一線で活躍中の当社キュレーターが講師を担当し、ビッグデータ活用の要点を解説します。
- ビッグデータ分析プロセスを体験
キュレーターを配置した複数のグループに分かれ、身近なデータについて予測モデルを作成し、モデルの精度を競い合いながら実践的なビッグデータの活用を体験します。専用のアプリケーションを使用し、「データ起点型」の分析プロセスを短時間に凝縮して提供します。
- ビッグデータ活用のためのフォローアップ相談会
ワークショップ後、キュレーターがお客様に実業務におけるビッグデータ活用に関する具体的な取り組みについて提案します。
図3.「ビッグデータ分析体験ワークショップ」スケジュール
拡大イメージ
販売価格、および提供時期
サービス名 | 販売価格(税込) | 提供時期 |
---|---|---|
「FUJITSU Intelligent Data Service データキュレーションサービス」 |
「ビッグデータ活用実践講座」個別見積 「ビッグデータ分析体験ワークショップ」個別見積 |
教育サービスは 2月17日より |
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 データ起点型:
- 特定の業務知識にもとづく先入観にとらわれることなく、データを多面的に捉え、体系化された方法論やノウハウを活用して、データを分析する考え方。
- 注2 Python:
- プログラミング言語の1つ。フリーソフトウェアのため、誰でも無償で利用することが可能。汎用的で学びやすい言語であること、データ加工・可視化・モデリングといった一連の分析プロセスが1つのツールで実現できること、様々なアプリケーションとの親和性が高いことがメリット。近年、分析ツールとしてPythonを使用するデータサイエンティストが増えている。
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
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