PRESS RELEASE (サービス)
2016年1月27日
富士通株式会社
物流業務を革新するソリューション「Logifit」シリーズに基幹業務と配車支援を追加
統合的な経営収支の把握や、配送業務の効率化を実現
当社は、物流業務を革新する「FUJITSU ロジスティクスソリューションLogifit(ロジフィット)」(以下、Logifit)シリーズに、基幹業務ソリューション「Logifit TM-基幹(ティーエム キカン)」と配車支援ソリューション「Logifit TM-配車(ティーエム ハイシャ)」の2製品を追加し、1月27日より販売開始します。
輸配送業者向けに提供する「Logifit TM-基幹」は、輸配送における受注や配車管理、売上・請求・支払管理、経営収支などを一括して行う基幹業務ソリューションです。ルート配送や複数の積降配送、中・長距離輸送など、その形態によって異なる多様な販売形式に対応するほか、当社の倉庫業務管理や運行管理などの他システムと連携し、運送に関する統合的な収支管理が行えます。これにより、日々の業務実績を基にした経営収支の分析を手軽に行うことができます。
輸配送業者や業務の一部に配送業務を持つ企業向けに提供する「Logifit TM-配車」は、適切な配送ルートや積荷量、委託配送業者などを計画することができる配車支援ソリューションです。中・長距離の輸送業務や配送途中の積込・荷卸業務についても、自動で配車計画をたてることができるほか、地域ごとに異なる配送業者の運賃表から、各配車ルートに見合った収支を算出することが可能になり、適切な委託配送業者やルートを選択することができます。これにより、配送業務の効率化とコスト削減を実現します。
[関連リンク] 「Logifit TM-基幹」
図1. 「Logifit」シリーズの製品一覧
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近年、輸配送品質の向上がますます求められるなかで、深刻化するドライバーや運行管理者の不足に対し、負荷軽減や効率化のためのシステム導入のニーズが高まっています。
当社は、このたび、ロジスティクスソリューション「Logifit」シリーズに、新たに「Logifit TM-基幹」と「Logifit TM-配車」の2製品を追加し、物流業務全体のマネジメントを強化します。
「Logifit TM-基幹」の特長
図2. 「Logifit TM-基幹」のシステム概要
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- 多くの輸送形態に対応し、販売管理の作業負荷軽減を実現
使用トラック台数で料金換算を行うルート配送や、荷主が複数発生する複数積降配送、専門の配送業者に委託する中・長距離輸送など、それぞれで異なる輸送形態に対応した販売管理機能を搭載しています。これにより、輸送形態をシステム上で選択するだけで、その形態ごとの請求や支払が可能になり、作業負荷を軽減します。
- 荷主単位、拠点単位での収支把握を実現
物流センター管理システム「Logifit WM(ダブリューエム)」と連携することで、輸配送のみならず、倉庫利用の請求と支払を合わせて管理でき、荷役(注1)・保管・運賃の請求情報を統合的に管理することが可能です。これにより、たとえば荷主の発注に対し、倉庫での作業費や保管費、トラックでの運送費用がどれくらいかかったかなど全体的に確認でき、荷主単位や拠点単位での収支を把握することによる経営改善に貢献します。
- 運行管理、財務会計・人事給与システムとの連携による決算早期化が可能
運行している車両の分析や運行業務の支援を行う「Logifit TM-NexTR(ネクストラ)」や、財務会計・人事給与システム「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA(グロービア)」シリーズの標準インターフェースを搭載しています。運行時間の実績などの労務情報や請求・支払・債務などの仕訳情報を的確に連携することで、決算の早期化が実現します。
「Logifit TM-配車」の特長
図3. 「Logifit TM-配車」のシステム概要
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- 多彩な自動配車機能による配車業務の効率化
日々変動する車両や荷物に関して、最適な配送ルートや積載量を自動で計画する機能に、中・長距離輸送および配送途中の積込・荷卸を対応させました。また、算出された配車計画の確認時に、マウスのドラッグ&ドロップによる手動調整で変更したいトラックや出発時間などの項目を組み直すと、それに合わせて変動する積載率や到着予定時刻などがすぐに反映され、よりスピーディーかつフレキシブルに配車計画が作成できます。さらに、複数の配車担当者で配車状況を共有することで、稼働に余裕のあるエリアの車両を有効活用でき、積載効率の向上を図れます。
- 不採算ルートへの対応や委託配送業者の適切な選定が可能
配送する方面ごとに異なる各配送業者の運賃表から車両単位の概算収支を算出し、採算を意識したルート組みや委託配送業者の選定が行えます。これにより、車両単位の採算が把握可能となり、不採算ルートの見える化と配送業者の委託先の見直しにつなげることができます。
- 運行管理システムとの連携による予実管理が可能
運行管理システム「Logifit TM-NexTR」の標準インターフェースを搭載し、配車計画データと実際の運行の進捗状況を照らし合わせることで、お客様からの問合せやスケジュール変更の即時対応、今後の計画改善の見直しなどが行えます。
販売価格、および提供時期
製品名 | 販売価格(税別) | 提供時期 |
---|---|---|
FUJITSU ロジスティクスソリューション Logifit TM-基幹 |
2,800万円(フルモデル) 1,400万円(標準モデル) 700万円(ミニマムモデル) |
2月中旬 |
FUJITSU ロジスティクスソリューション Logifit TM-配車 |
220万円~ | 2月中旬 |
販売目標
2018年度上期までに、「Logifit TM-基幹」は40社60本、「Logifit TM-配車」は60社200本。 (なお、当社の決算期は3月末日です。)
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、当社の登録商標です。
以上
注釈
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