PRESS RELEASE (環境)
2016年1月12日
富士通株式会社
当社の環境教育出前授業が「LCA日本フォーラム奨励賞」を受賞
富士通グループでは、美しい地球環境を次世代へと受け継ぐために、「地球と社会に貢献する人材の育成(人づくり)」に取り組んでおり、2006年から全国の小中学校を対象に、富士通グループの社員が出向いて環境教育を行う環境教育出前授業を実施しております。
このたび、この活動が将来の持続可能な社会を担う次世代の育成に寄与し、成長を促すものであると評価され、LCA日本フォーラム(注1)(事務局:一般社団法人 産業環境管理協会)が主催する「第12回 LCA日本フォーラム表彰」において「LCA日本フォーラム奨励賞」を受賞しました。
今後も富士通グループは、持続可能で豊かな社会の実現のために、地球と社会に貢献する人材の育成を推進していきます。
第12回 LCA日本フォーラム表彰について
ライフサイクルアセスメント(以下、LCA)とは、素材調達から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルに至る各段階の環境負荷を分析・評価する手法です。LCA日本フォーラム表彰は、LCA日本フォーラムが2004年に創設した制度で、製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援することを目的に、LCAと環境効率に関わる優れた活動・製品・サービスを表彰しています。
受賞の理由について
当社の環境教育出前授業に対し、以下の点が評価されました。
- 各段階の教育機関で重要な課題となっているキャリア教育に加え、LCAを基にした環境教育を実践し、子どもたちの成長を促している。
- 社会が少子化に向かう中で、将来の持続可能な社会を担う次世代の育成に寄与している。
- 約10年間、継続的かつ地道な活動で徐々に拡張してきており、今後のさらなる拡大も期待できる。
- 複数のプログラムがあり、出前授業としての完成度が高い。
環境教育出前授業について
環境教育出前授業とは、地球環境問題とその原因を子どもたちに伝え、子どもたちが課題を解決するためにできることを自ら考案し、行動する力を養うための支援活動で、2006年から全国の小中学校を対象に推進しています。現在この授業は5つのプログラムがあり、将来やりたい仕事のエコを考えるキャリア教育の要素を取り入れた授業や、タブレットを用いて意見を共有しながら地球の環境負荷を学び、自分たちにできることを考える授業などを全国に展開しています。これを通じて、子どもたちに3R(リデュース、リユース、リサイクル)の大切さや資源の枯渇に対応する重要性についての理解を促しています。
また当社の活動を例に、子どもたちが製造工程の各フェーズでの環境配慮(効率化、時間の短縮、使用時のエネルギー削減など)やライフサイクルを通じた環境負荷低減への取り組み、ライフサイクルでの負荷が低い製品が環境負荷を低減し、環境問題解決に寄与することを認識し、より環境への理解を深めてもらう活動を推進しています。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 LCA日本フォーラム:
- LCAに関わる産官学の関係者の情報交流を図るネットワークとして1995年10月に設立。LCAと環境効率に関する調査・研究活動などの普及と発展を図り、持続可能な社会の実現を目指すことを目的としている。
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