PRESS RELEASE (導入事例)
2015年11月30日
富士通株式会社
「食・農クラウド Akisai」、JA西三河様で運用開始
部会・JAでのICT利活用により、産地全体の農業の高度化を支援
当社は、「食・農クラウド Akisai(アキサイ、日本語通称:秋彩)」を、愛知県経済農業協同組合連合会(本部:愛知県名古屋市、経営管理委員会会長: 田濱一、以下 JAあいち経済連)様の推進のもと、西三河農業協同組合(本店:愛知県西尾市、代表理事組合長:名倉正裕、以下 JA西三河)様に提供し、JA西三河様ではこのたび運用を開始しました。
今回提供する「FUJITSU Intelligent Society Solution 食・農クラウド Akisai 農業生産管理SaaS 生産マネジメント(以下 生産マネジメント)」は、農業生産者向けのサービスとして、日々の生産現場の作業実績や生育情報を、モバイル端末やセンサーを使ってクラウド上に収集・蓄積・分析することにより、収益や効率性を高める農業経営を可能にします。
これまで、JAあいち経済連様では、県下のJA西三河様、ひまわり農業協同組合(本店:愛知県豊川市、代表理事組合長:権田晃範、以下 JAひまわり)様において、農業ICTの適用に関する実証を行ってきました。そこで得た、部会(注1)で共有するデータや多品目栽培での活用における効率化などの知見を、今回運用される「生産マネジメント」に反映しています。JA西三河様では、「生産マネジメント」の活用範囲や対象栽培品目を拡大しながら、作業情報や環境情報を部会内で共有し、見える化したデータを活かして、産地全体で生産技術の向上を目指します。また、JAひまわり様では、作業情報から高精度な出荷予測の判断に活用していく予定です。
当社は、今後も、JAあいち経済連様における農業ICTの活用による生産性向上への取り組みを継続して支援いたします。
概要
1. 取り組みを進める部会の概要
- JA西三河様での活用
- 活用する部会:きゅうり部会様、いちじく部会様、トマト部会様、いちご部会様、ロイヤルマム部会様
- 利用目的:産地全体での生産技術の向上
- 主な栽培品目:キュウリ、トマトなどの施設野菜や、カーネーション、バラ、菊などの花卉
- JAひまわり様での活用
- 活用する部会:スプレーマム部会様
- 利用目的:高精度な出荷予測の実現
- 主な栽培品目:菊、スプレーマムなどの花卉や、トマト、メロンなどの施設野菜
2. 導入サービス
「生産マネジメント」は、日々の作業実績や農薬・肥料の散布量などのデータを、農業生産者がスマートフォンなどのモバイル端末から入力することで、手帳感覚での作業記録が実現でき、情報を記録として蓄積します。入力されたデータは、部会の農業生産者やJAあいち経済連様をはじめとしたJAグループ愛知で共有・活用できます。
3. 導入により見込まれる効果
- 蓄積したデータの活用による産地全体の生産性向上
- 生産計画にもとづく契約販売の拡大
- 出荷予測の精度向上
- コスト低減に向けた農業経営者向けの指導強化
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
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