PRESS RELEASE （サービス）

2015年6月17日
富士通株式会社

終息部品対応を支援する電子部品のライフサイクル情報提供サービスを開始

終息予定品や代替候補品の情報入手により、製品への早期対応が可能

背景

近年、電子部品の技術革新が著しく、部品のライフサイクルが短くなる傾向にあります。このため、情報機器や医療機器、車載電子機器などの設計・製造現場では、部品終息に伴う設計手戻りや販売機会の損失を抑制するため、早期の部品ライフサイクル情報の収集が重要です。特に、設計上流工程での部品ライフサイクルの確認や、終息代替品の早期決定、さらには設計完了後の継続的な部品供給状況の把握など多岐にわたる対応が必要になっています。多くの企業では、部品ライフサイクル情報を、電子部品メーカーのホームページなどから収集していますが、数千点、数万点におよぶ部品の調査は大きな負担となっています。

このような課題を解決するため、このたび当社は、自社のものづくりにより収集した信頼性の高い部品ライフサイクル情報や代替候補品情報を提供することで、お客様の円滑な終息部品対応を支援します。

本サービスの特長

1. 最新の電子部品のライフサイクル情報を提供

   お客様が使用している部品リストと、当社が管理する数十万点の部品情報を照合し、流通品・終息予定品・終息品といった最新の電子部品のライフサイクル情報を提供します。

2. 代替候補品情報を提供

   終息予定品、終息品に対して代替候補品が存在する場合は、その型名と、機能・形状・耐熱の観点から当社が設定した互換レベルの情報を提供します。

3. 定期監視による部品リストの更新

   お客様の部品リスト上の各電子部品に対する情報を、通常1回/週の頻度で定期的にチェックし、更新情報をメールで通知します。これにより、量産後にお客様がライフサイクル情報を調査する負担を軽減します。

4. 統合管理ソフトウェアとの連携による部品管理の質向上

   本サービスは、部品管理を効率よく行うソフトウェア「FUJITSU Manufacturing Industry Solution PLEMIA（プレミア） グローバルエディション」と連携することで、「PLEMIA グローバルエディション」にて構築した部品リストを、常に最新の情報に更新することが可能です。

販売価格、および提供時期

販売価格、および提供時期

製品・サービス名	販売価格（税別）	提供時期
電子部品情報サービス CLCA	20万円/月から ※別途、初期構築費がかかります	6月17日より

販売目標

2018年度末までに売上2億円（当社の決算期は3月末日です）

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• 電子部品ライフサイクル情報提供サービス

---