このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. メインフレーム資産の価値向上に向けソフトウェアを強化

PRESS RELEASE (サーバ)

2015年4月22日
富士通株式会社

メインフレーム資産の価値向上に向けソフトウェアを強化

モバイル、クラウド、ビッグデータなど最新プラットフォームと連携

当社はこのたび、メインフレーム「FUJITSU Server GS21(フジツウ サーバ ジーエス21) シリーズ」上の資産の価値を向上させるため、対応するソフトウェアの機能強化を実施しました。基幹データベースにクラウドサービスからアクセス可能にするための「FUJITSU Software Remote Access eXtension (フジツウ ソフトウェア リモートアクセス エクステンション、以下、Remote Access eXtension)」では、既存の業務アプリケーションから容易に接続できる機能の強化を行いました。また、ストレージを運用管理するソフトウェア「FUJITSU Software GSM/MNGR (フジツウ ソフトウェア ジーエスエム マネージャー、以下、GSM/MNGR)」では、一度に扱えるデータ容量を拡大しました。これらのソフトウェアを、本日より販売開始します。

基幹アプリケーションや基幹データをモバイル端末から利用するための「FUJITSU Software WSMGR for Web (フジツウ ソフトウェア ワークステーションマネージャー フォーウェブ、以下、WSMGR for Web)」では、端末へのソフトウェア・モジュールのインストールを不要にした「WSMGR for Web External(ワークステーションマネージャー フォーウェブ エクスターナル)」を2015年2月より提供しており、今回販売開始する2つのソフトウェアと併せて、最新プラットフォームとの連携を継続強化しています。

当社のメインフレームは、国内メインフレーム市場の年間出荷台数において15年以上連続で1位を獲得(注1)しており、国内最多を誇るメインフレームのお客様の資産価値向上に注力していきます。

「WSMGR for Web External」は、5月14日(木曜日)、15日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催する「富士通フォーラム2015」でご覧いただけます。

背景

あらゆるものがデジタル化され、ネットワークでつながる「ハイパーコネクテッド・ワールド」においてビジネスイノベーションを起こすには、ビッグデータの収集・分析などで社会と個人がつながる「システム・オブ・エンゲージメント(SoE)」と呼ばれる新しいタイプのシステムと、生産・物流・販売などビジネス実行のノウハウが蓄積された「システム・オブ・レコード(SoR)」と呼ばれる基幹システムとの連携が不可欠です。

提供するソフトウェアの特長

今回、基幹システムの中核を担う当社のメインフレームと、クラウドやビッグデータ向けシステムとの連携を強化する2つのソフトウェアを新たに提供し、既存の基幹アプリケーションや基幹データを営業現場などのビジネスフロントからシームレスに利用できるようにしました。これにより、お客様ビジネスの機会拡大、競争力強化に貢献します。

最新プラットフォームとの連携イメージ
【最新プラットフォームとの連携イメージ】

(1) 「Remote Access eXtension」によるクラウド連携の強化

オープンシステムから基幹データベースへ直接アクセスするための本ソフトウェアにおいて、企業全体の様々なアプリケーションを接続、統合するための技術であるエンタープライズ・サービス・バス(注2)との接続機能を強化しました。

オープンシステム側の連携プログラム作成を不要にし、既存の業務アプリケーションを活用することで、システム構築やテスト期間を従来の数カ月から数週間に短縮できます。さらに、ERPパッケージやSaaSからもエンタープライズ・サービス・バスを通じて基幹データベースへ簡単にアクセスできるようになり、お客様の新規ビジネス立ち上げを支援します。

(2) 「GSM/MNGR」によるビッグデータ連携の強化

メインフレームに接続するストレージを効率的に運用管理するための本ソフトウェアにおいて、一度に扱えるデータ容量を従来のテラバイト規模からペタバイト規模に拡大しました。これにより、フロントエンドのシステムで収集したビッグデータを基幹システムでバッチ処理するなど、SoEとSoRとの最適なハイブリッドシステムを実現します。

(3) 「WSMGR for Web External」によるモバイル連携の強化

当社は、Webブラウザから基幹オンライン・アプリケーションを操作するための「WSMGR for Web」において、端末へのソフトウェア・モジュールのインストールを不要にした「WSMGR for Web External」を2015年2月より提供しており、モバイル連携を強化しています。例えば、取引先を含めた数百以上の営業担当者へモバイル端末を配付し、メインフレームのデータに直接アクセスすることで小売の現場から在庫照会や受発注業務を行うシステムを短期構築できるようになります。

提供するソフトウェアの使用料、提供開始時期

提供するソフトウェアの使用料、提供開始時期
商品名 使用料(税別) 提供開始時期
OSIV/MSP Remote Access eXtension V11 月額12万3千円より 2015年6月
OSIV/XSP Remote Access eXtension V11 (*1) 月額3万8千円より 2015年6月
OSIV/MSP GSM/MNGR V11 月額5万2千円より 2015年9月
WSMGR for Web External V7.2 (*2) 一括980万円より 2015年2月
(提供中)

*1:OSIV/XSP製品は基幹IAサーバ「FUJITSU Server PRIMEQUEST(フジツウ サーバ プライムクエスト)」上でも動作し、同一筐体内で「Windows Server」や「Linux」サーバと並行運用できます。

*2:「Windows Server」対応のオープンサーバ用ソフトウェアです。

商標について

記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 15年以上連続で1位を獲得:
出典は「IDC Japan's Japan Server Quarterly Model Analysis CY2014Q4, March 05, 2015」。IDC承諾番号:IDCJ-15-0447。
注2 エンタープライズ・サービス・バス:
当社では、「FUJITSU Software Interstage Service Integrator」や「FUJITSU Software Interstage Business Operations Platform」などのミドルウェアにより実現。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。