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PRESS RELEASE (パソコン、タブレット)

2015年4月10日
富士通株式会社

仮想環境上の生体認証に対応した「SMARTACCESS/Virtual」を販売開始

認証セキュリティ強化と利便性の両立を実現

当社は、このたび、「FUJITSU Security Solution SMARTACCESS(フジツウ セキュリティ ソリューション スマートアクセス、以下、SMARTACCESS)」シリーズに、仮想環境上で生体認証によるWindows OSや社内システムのログオンを可能にする「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」を新たに追加し、本日より国内で法人向けに販売を開始します。

これにより、シンクライアント端末など(注1)での仮想環境の利用時においても、セキュアーかつスピーディーな利便性の高い認証セキュリティを実現します。

近年、モバイル環境などワークスタイルが多様化するなかで、端末にデータを残さずどの端末からも各自のデスクトップ環境が利用可能なクライアント仮想化(以下、仮想化)へのニーズが高まっています。

これまでも仮想環境へのアクセス時は生体認証が可能でしたが、仮想環境上での業務システムなどへのログオンには対応していませんでした。

今回提供する「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」では、「VMware」や「Citrix」といった仮想環境においても、生体認証によるWindows OSや社内システムのログオンが可能になり、仮想環境の利用時においても、よりセキュアーな認証セキュリティを実現します。さらに、生体認証によりIDとパスワードを入力する手間がなくなるうえ、シングルサインオン運用ができるので、利便性も向上します。

SMARTACCESS/Virtualの仕組み

「SMARTACCESS」シリーズについて

「SMARTACCESS」シリーズは、ユーザーIDやパスワードを入力する代わりに、手のひら静脈センサー、指紋センサー、スマートカード、FeliCaカード、といった様々なセキュリティデバイスを使ってWindows OSや社内システムへのログオンを可能にする統合認証ソフトウェアです。専用サーバ「FUJITSU Peripheral Device Secure Login Box(フジツウ ペリフェラル デバイス セキュアログインボックス、以下、Secure Login Box)」との連携(注2)により、利用者の手のひら静脈やカードの認証情報を複数の業務システムのIDやパスワード情報と紐付けて、管理者側で一元管理することが可能になります。利用者がパスワードを管理しなくなるため、IDやパスワード情報の漏えいによる不正使用やなりすましといった不正アクセス、それに伴う情報漏えいを防止します。さらに、パスワードの忘却対応など、システム管理者側の管理運用負担も軽減します。

新製品の主な特長

  1. 生体認証に対応し、仮想環境における認証セキュリティを強化

    「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」は、「VMware Horizon (with View)」、「Citrix XenDesktop」、「Citrix XenApp」といった仮想環境へのログオンをはじめ、仮想環境上で動作する社内システムのIDとパスワード認証を、手のひら静脈認証または指紋認証(注3)に置き換えます。「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」を利用すると、仮想環境上でパスワード認証画面を登録するだけの簡単操作で、社内システムを改修せずに生体認証をスピーディーに導入することが可能です。特に、偽造困難で認証精度が非常に高い手のひら静脈認証を利用することで、確実な本人認証を実現し、仮想環境利用時のセキュリティをより強固にします。

  2. シングルサインオン運用で、利用者の利便性と業務効率を向上

    仮想環境で動作する社内システムへのシングルサインオン運用が可能なので、システムごとにIDとパスワードを手入力する必要がなくなります。例えば手のひら静脈認証であれば、センサーに手をかざすだけの簡単な操作で本人認証が完了するため、システム利用者の利便性と業務効率が向上します。

  3. 管理部門のパスワード運用管理負担を軽減

    専用サーバ「Secure Login Box」との連携により、「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」のシステム設定情報や認証情報を一括管理することができます。利用者の生体情報を複数の業務システムのIDとパスワード情報と紐付けて、管理者側で一元管理することができるため、利用者にパスワード管理を委ねないセキュアーな運用を実現します。生体認証による確実な本人認証が可能なうえ、システムの利用ログを管理できるため、不正使用抑止にも貢献します。また、パスワードの忘却対応など、管理者側の管理運用負担も軽減します。

希望小売価格、および提供開始時期

希望小売価格、および提供開始時期
製品名 備考 希望小売価格
(税別)
提供開始時期
SMARTACCESS/Virtual メディアパック(64bit/32bit) V1.0 メディア(プログラムDVD)のみ。
ライセンス無
5,000円 2015年4月10日
SMARTACCESS/Virtual 1ライセンス V1.0 1ライセンスの権利のみ 15,000 円 2015年4月10日
SMARTACCESS/Virtual 10ライセンス V1.0 10ライセンスの権利のみ 135,000 円 2015年4月10日
SMARTACCESS/Virtual 100ライセンス V1.0 100ライセンスの権利のみ 1,290,000 円 2015年4月10日
SMARTACCESS/Virtual 500ライセンス V1.0 500ライセンスの権利のみ 6,300,000 円 2015年4月10日
SMARTACCESS/Virtual 1000ライセンス V1.0 1000ライセンスの権利のみ 11,850,000 円 2015年4月10日

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 シンクライアント端末など:
Windows 搭載PCおよび、Windows Embedded 搭載シンクライアント端末に対応しています。ゼロクライアント端末は非対応です。サポートするクライアントOSは、Windows 8.1 Enterprise (32bit版/64bit版)、Windows 8.1 (32bit版/64bit版)、Windows 8.1 Pro (32bit版/64bit版)、Windows 7 Home Premium (32bit版/64bit版) SP1、Windows 7 Ultimate (32bit版/64bit版) SP1,Windows 7 Professional (32bit版/64bit版) SP1、Windows 7 Enterprise (32bit版/64bit版) SP1,Windows Embedded Standard 7 SP1です。
注2 専用サーバ「Secure Login Box」との連携:
「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」を利用する場合は、専用サーバ「Secure Login Box」が必須です。
注3 手のひら静脈認証または指紋認証:
「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」は、スマートカードおよびFeliCaカードによる本人認証には非対応です。

関連リンク

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電話 0120-959-242(通話料無料)
受付時間: 平日9時~19時


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